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実は危険な外壁の「凍害」放置すると大変なことに…!2

どうもリートライフスタッフの佐藤です!

今回も前回に引き続き解説していきます!

 

凍害を放置すると?

凍害による外壁の劣化を放置すると、どうなるのでしょうか。ここでは、凍害を放置したときに起こりうることをご紹介していきます。

 

外壁の見た目が悪くなる

 

凍害の初期は小さなひび割れや、局所的な表面の剥がれ程度ですが、凍害が進行していくと外壁自体が剥がれ落ちてしまいます。

外壁の剥がれがひどくなると、耐久性だけでなく見た目も悪くなってしまうので建物の美観を大きく損ねてしまうでしょう。

 

補修工事が大掛かりになる

 

外壁工事

凍害により外壁が劣化すると、外壁から内部に水分が入ってくるようになります。

劣化が少ないうちに対処しておけば良いのですが、放置してしまうとより大きな劣化つながります。

外壁から建物内部へ水分が入り込み、雨漏りなども起こるようになってくると大規模な修繕が必要になることも。

柱や基礎にまでダメージが広がっていくと、建て替えといった事態にまで陥ってしまう可能性もあります。

たかが凍害と放置しておくと、最終的に外壁だけの処置では済まないこともあるため注意が必要です。

 

凍害による有害性

 

凍害により外壁が損傷すると、建物自体の耐久性や快適性が損なわれます

外壁に水分が溜まりやすく、内部にも入り込みやすくなることから、建物自体に湿気が溜まり不快指数が高い建物になることも。

また、雨漏りや湿気で木材が腐ってカビが発生し、人体に悪影響を与えることも考えられます。カビは咳や鼻水、頭痛なども起こす可能性があるので注意が必要です。

湿った木材はシロアリの大好物なので、シロアリの発生にもつながってしまう可能性も否定できません。

 

凍害が発生してしまったら…補修方法と費用

凍害の補修にはどのような方法があり、また費用はどれぐらい必要なのでしょうか。ここでは、凍害の補修方法やその費用の目安についてお伝えしていきます。

 

①外壁の張り替え、重ね張り

 

凍害が発生するのは、外壁材が劣化しているのが主な原因です。そのため外壁材を張り替えたり、重ね張りしたりすることで、凍害の被害を抑えることができます。

既存の外壁の上から新しい外壁材を張る「重ね張り」は、古い外壁の撤去費用が必要ないぶん張り替えよりも費用は安いです。

ただし2回目以降の外壁工事では重ね張りできず、古い外壁材も一緒に撤去するため撤去費用が高くなります。

外壁の張り替え工事や重ね張り工事の費用は、家の大きさや外壁材の原価などによって異なりますが、一般的な家の規模では張り替えで150万円から250万円前後、重ね張りは150万円前後が相場です。

 

②塗り替え

塗装の塗り替えは、凍害の程度が比較的軽度だったり塗装が劣化したりしている場合に取られる方法です。

凍害が起こっている箇所や劣化している箇所を滑らかにして、凍害が広がるのを防ぎます。

新しく外壁に塗装をする費用は面積や塗料の価格によっても異なりますが、一般的な規模の家では、100万円前後が平均的な価格です。

 

③部分的な塗り替え

 

凍害の初期の段階で、表面的な症状のみしかないなら部分的に塗り替えを行うことで対処することも可能です。

パテで凍害の起こった傷を埋め込み、表面を滑らかに整え、上から塗装を施していきます。

外壁の高い場所を塗装する場合は足場が必要ですが、1階部分など低い場所を塗装する場合は足場を設置する必要がありません。

そのため足場の費用がいらないので、足場代のぶんだけ工事費用が安くなります。

工事費用は、補修範囲に応じて異なりますが、概ね10万円前後が相場です。

塗装する場所が少ない場合は、DIYでの塗装で対処できることも。ただし処置が不完全だと再び凍害が起こる可能性もあるので、あまりおすすめできません。

局所的な修復であっても、プロに任せておいた方が安心です。

 

④シーリング材

 

「凍害が広がらないように…」という応急処置的な方法として、シーリング材を打つ補修方法があります。

補修費用は、窓枠や目地などにシーリング剤を補填する場合で、5万円から30万円が目安です。

また、シーリング剤を打ち替える場合は、20万円から40万円近くかかることもあります。

シーリング剤を打ち替えずに、増し打ちという方法でシーリング剤を補填する場合は5万円から20万円程度に費用を抑えられます。

どの修繕方法にしても、補修範囲や劣化状況によって費用が異なるので業者に確認することが大切です。

 

凍害を予防するには?

凍害が起こると補修しなくてはいけないので、予防できるものならしておきたいものです。凍害を予防するには、どのようなことを良いのでしょうか。

ここでは、凍害を予防するための方法をいくつかご紹介していきます。

 

定期点検で初期のひび割れを見つける

 

凍害が起こっているかどうかは、外壁を目視などでチェックして見つけていきます。

普段から外壁をチェックすることで、凍害が軽いうちに対処することが可能です。

少しでもひび割れが起こっているようなら、適切なメンテナンスをその都度施していくようにしてください。

ひび割れの初期のころは「これぐらいならいいのでは…」と思いがちですが、ひび割れがある場合はすでに外壁の中に水分が吸収されやすくなっている状態です。

小さなひび割れであっても早めに補修することで、大きな凍害を防ぐことができます。

例え凍害が起こっていない状態であっても、1年に1度は外壁まわりを点検するようにしましょう。

 

適切な時期に外壁塗装して水を入れない

 

汚れが付着していたり、塗装が劣化していたりする外壁は、水分が吸収されやすい傾向があります。

外壁に水分が吸収されていると、凍害が起こりやすくなるので注意が必要です。

適切な時期に塗装を塗り直すことで、水分が外壁素材内部に浸透することを防ぐことができます。

外壁素材(モルタルやサイディングなど)や塗料によっても適切な塗り替えの時期は異なりますが、一般的には10年前後を目安に塗装を塗り直しを行ってください。

 

通気工法にリフォームする

 

外壁材を外壁に直接貼り付ける直貼り工法は、かつて多く使用されていた工法ですが、外壁との間に隙間がなく湿気が溜まりやすく凍害も起こりやすい工法でした。

そこで外壁と外壁材との間に隙間を開けて、湿気が溜まらないようにしたのが通気工法です。

通気工法は2000年頃から普及しはじめた工法で、「防湿」「防水」の効果が期待でき、凍害の被害も起こりにくくなります。

2000年以前に工事された外壁の中には、直貼り工法で外壁が貼られている外壁もあり、凍害を引き起こしている可能性もあります。

直貼り工法によって凍害が起こりやすくなっている外壁は、通気工法でリフォームすることにより凍害の予防効果を期待できるでしょう。

 

 

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