どうもリートライフスタッフの佐藤です
今回も前回の続きでジンカリウム銅板について解説していきます。
ジンカリウム鋼板のデメリット
多くの優れた性質をもつジンカリウム鋼板ですが、デメリットがないわけではありません。
納得のいく屋根材選びをおこなうためには、メリットだけでなくデメリットについてもきちんと知っておく必要があります。
では、ジンカリウム鋼板にはどのような短所があるのでしょうか?ここからは、ジンカリウム鋼板の主なデメリットについてチェックしていきましょう。
石粒が剥がれ落ちることがある
ジンカリウム鋼板の特徴である、表面にコーティングされた石粒は防音性や耐久性を高める効果があります。
ですが、それがマイナスに働いてしまう場合も…。具体的に言うと、表面の石粒が剥がれ落ちて雨樋などにたまることがあるため、掃除の手間がかかるのです。
特に施工中と施行直後は石粒が剥がれやすいでしょう。ただ、時間が経てば剥がれるべき石粒のほとんどが剥がれ落ちていくので、ゴミが出にくくなります。
断熱材と一体化したガルバリウム鋼板よりは断熱性が低い
ジンカリウム鋼板は一般的なガルバリウム鋼板よりは断熱性は高いものの、断熱材を取り付けた屋根材には劣ります。
ガルバリウム鋼板は断熱材を取り付けることが可能ですが、ジンカリウムは断熱材の取り付けができないため、断熱性の高さを重視するのであればあまりおすすめできません。
価格が高い
ガルバリウム鋼板のような金属製の屋根材ならば国内でも多く製造されていますが、ジンカリウム鋼板は国産品が少なく、輸入品が大半。
多くの場合、海外から調達することになるため、関税や輸送費などの諸々の費用がかかり、ガルバリウム鋼板よりも費用が高くなってしまいます。
国内での製造数が少ないということは、すなわち取り扱いや施工ができる業者も少ないということ。
日本国内で多く流通している屋根材と比べると、ジンカリウム鋼板の施工費用はやや割高になる傾向にあると言えるでしょう。
施工できる業者が少ない
ジンカリウム鋼板は優れた屋根材ではありますが、国内での認知度はまだ低く、実際にジンカリウム鋼板の工事を行った住宅は少ないのが現実です。また少ない実績で使用されたジンカリウム鋼板は、海外から輸入されたものがほとんどといっても過言ではありません。
そのため施工できる業者や取り扱いしている会社は少なく、ジンカリウム鋼板を使用した施工を依頼したくても実現できない可能性もあるでしょう。
ジンカリウム鋼板はこんな人におすすめ!
ここまでは、ジンカリウム鋼板の特徴やメリット・デメリットについて解説してきました。数ある屋根材の中でも、特にジンカリウム鋼板を選ぶ理由はどこにあるのでしょうか?
ここからは、ジンカリウム鋼板をぜひおすすめしたい人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
長く住める家にしたい
「できるだけ長く住める家にしたい」「メンテナンスフリーの屋根にしたい」という方には、ジンカリウム鋼板がピッタリ。
ジンカリウム鋼板は耐用年数が長ければ50年、少なくとも30年以上あるので、長く使えます。
他の屋根材と比べると、メンテナンスの頻度と費用をぐっと抑えられるでしょう。
耐震性を落としたくない
金属製の屋根材の中でもジンカリウム鋼板は非常に軽量のため、耐震性を高めるのに適しています。
瓦のような屋根材ではどうしても重量があるため、耐震性を重視したい方には軽量なジンカリウム鋼板がおすすめです。
メーカー保証がほしい
ジンカリウム鋼板は30年のメーカー保証があるため、万が一破損した場合でも自費で修理を行う必要がありません。
屋根材としてジンカリウム鋼板を選べば、長期にわたって安心して暮らせるでしょう。
ジンカリウム鋼板
まずは、ジンカリウム鋼板の価格や耐用年数、長所・短所について確認しておきましょう。
ジンカリウム鋼板は輸入品が大半のため、価格や施工費用が割高になる傾向がありますが、耐用年数は屋根材の中でも断トツで長いため、、ほぼメンテナンスフリーだと言えます。
スレート
スレートはカラーやデザインのバリエーションが豊富であるものの、耐久性が低くメンテナンスの頻度や費用が増える傾向にあります。
そのため、スレートはおしゃれな外観や初期費用の安さを重視する方におすすめしたい屋根材だと言えるでしょう。
瓦
和風の建築様式の住居には瓦がおすすめ。
耐久性に優れ、耐用年数が高いというメリットがある反面、価格が高く住居に重量負担がかかるというデメリットについても知っておきましょう。
アスファルトシングル
耐震性を重視するならば、アスファルトシングルも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、アスファルトシングルは屋根材の中で最も軽量なため、強風で吹き飛びやすいというデメリットもあります。