屋根材「ジンカリウム鋼板」とは?メリット・デメリットも一挙紹介 2
どうもリートライフスタッフの佐藤です
前回に続いてジンカリウム銅板について解説していきます!
メーカー保証が30年と長い
屋根のメンテナンスの頻度を減らしたいとお考えならば、ジンカリウム鋼板がおすすめ。
ガルバリウム鋼板も屋根材の中では耐久性が高く、通常の条件では耐用年数は30年ほど、メーカー保証は10~15年ほどです。
他方でジンカリウム鋼板の耐用年数は50年ほどであり、ほぼメンテナンスフリーだと言えるでしょう。
また、メーカーの保証が30年受けられるので、万が一破損しても安心です。
塗装が不要
ジンカリウム屋根は焼き付けによって着色しているため、色あせしにくく、塗装が必要ありません。
長期間にわたって美しい外観を維持できる上に、わざわざ塗り替えをおこなう必要がないため、メンテナンスの費用を削減できるというメリットがあるのです。
そのため、ジンカリウム鋼板は「できるだけメンテナンスの頻度と費用を抑えたい」という方にピッタリだと言えるでしょう。
断熱効果がある
金属には熱を伝えやすい性質があるため、ガルバリウム鋼板のような金属製の屋根材は、一般的に断熱効果が弱いと言われています。
その点、ジンカリウム鋼板の表面には石粒がコーティングされているため、断熱性能がアップするという効果があるのです。
強い太陽の光と熱を屋根が遮断してくれるため、暑い夏でも室内が涼しくなるというのは大きなメリットでしょう。冷房の温度を下げずにすむので、省エネ効果にもつながります。
加えて、ジンカリウム鋼板を使用すると下地との間に適度な空気層を確保できるという特徴も。
空気層は、室内に直接熱さや寒さが伝わらないようにする役割を果たしてくれるため、夏はもちろんのこと、冬も快適に過ごせるはずです。
防音性が高い
雨の日に屋根から伝わる雨音が気になっている方も意外と多いのではないでしょうか?そんな方にこそ、ジンカリウム鋼板がおすすめ。
表面の石粒が雨音を軽減してくれるため、他の金属材よりずっと防音性が高いのです。
雨音だけでなく雑音も室内に伝わりにくくしてくれるため、交通量が多く車やバイクの走行音が気になりやすい住宅にもおすすめできるでしょう。
防火性が高い
アルミニウム、亜鉛、シリコンでできたジンカリウム鋼板は不燃性のため、防火性が高いという点もメリットのひとつ。
万が一火事が発生した場合でも、延焼を防ぐ効果が期待できます。耐震性に加えて防火性にも優れているジンカリウム鋼板は、まさに災害に強い屋根材だと言えるでしょう。
防風性・防水性が高い
アメリカやオーストラリアなど欧米諸国の家屋でも多く用いられているジンカリウム鋼板は、防風性の高さでも定評があります。
実際にアメリカでは、ジンカリウム鋼板の屋根の住居はハリケーンの被害が少なかったことから、竜巻や強風のリスクのある地域ではジンカリウム鋼板が積極的に使用されているほど。
なお、防風性だけでなく防水性にも優れているのもジンカリウム鋼板ならではの特徴です。
沖縄のように台風の被害を受けやすい地域にお住まいならば、ぜひジンカリウム鋼板を屋根材として選んでみてはどうでしょうか。
セラミック加工のため錆びにくい
ジンカリウム鋼板は金属製ですが、表面の石粒はセラミックでコーティングされています。セラミックは金属も含みますが、窒素や炭素などさまざまな物質でできているため、仕上がりは非常に丈夫なのが特徴です。
特に大きなメリットなのが、セラミックで保護されているため錆びがつきにくいという点です。
一般的な金属屋根は塩害の影響を受けやすいため、沿岸部などでの使用は避けられていました。しかしセラミックで加工されているため、ジンカリウム鋼板は海が近い地域でも使用することができるのです。