屋根材「ガルテクト」とは?メリットや施工費用などを詳しく解説!2
どうもリートライフの佐藤です。
前回に引き続きガルテクトについて解説します!
ガルテクトの種類と特徴
アイジー工業からは、旧ガルテクトを改良したスーパーガルテクトが現在販売されています。
以下ではスーパーガルテクトの種類とそれぞれの特徴について解説していきますので、屋根材選びで迷っている方はぜひ参考としてご覧ください。
スーパーガルテクト
ガルテクトの中でも最もオーソドックスなのが、「スーパーガルテクト」。独自の「ちぢみ塗装」が用いられているため、高級感あふれる外観を実現できると評判です。
参考設計価格 | 1平方メートルあたり6,210円 |
カラー | 5色(Sシェイドブラック、Sシェイドブルー、Sシェイドブラウン、Sシェイドモスグリーン、Sシェイドチャコール) |
メーカー保証 | 塗膜は15年間保証
赤さびは20年間保証 穴あきは25年間保証 |
スーパーガルテクトフッ素
通常のスーパーガルテクトに「遮熱性フッ素樹脂塗装」をプラスし、さらに耐久性を向上させたものが「スーパーガルテクトフッ素」です。
色褪せに強く長持ちしやすいため、メンテナンスの頻度や費用を抑えられるでしょう。
参考設計価格 | 1平方メートルあたり7,280円 |
カラー | 2色(SFブラック、SFブラウン) |
メーカー保証 | 塗膜は20年間保証
赤さびは20年間保証 穴あきは25年間保証 |
スーパーガルテクトC
「スーパーガルテクトC」の「C」は、「コンパクト(Compact)」を意味します。
通常のスーパーガルテクトと同じ機能や性能をもちながらも、面積の狭い屋根でも使えるようにコンパクトに設計されたものがスーパーガルテクトCなのです。
参考設計価格 | 6,210円 |
カラー | 2色(Sシェイドブラック、Sシェイドブラウン) |
メーカー保証 | 塗膜は15年間保証
赤さびは20年間保証 穴あきは25年間保証 |
ガルテクトとガルバリウム鋼板の違いって?
「ガルテクトとガルバリウム鋼板の違いがよくわからない」という声もよく聞かれますが、両者は具体的にどのような点で異なるのでしょうか?
ガルテクトはガルバリウム鋼板を主材としていますが、メッキ部分にマグネシウムが含有されているため、通常のガルバリウム鋼板よりも3倍以上もの耐久性があります。
このように高耐久であるため、保証年数も25年と長くなっているのです。
ガルテクトの施工にかかる費用
ガルテクトの施工費用は1平方メートルあたり6,000〜8,000円前後で、足場費用は1平方メートルあたり1,000円ほど。
合計施工費用は、30坪の住宅でカバー工法ならば100〜160万円程度、葺き替えで120〜200万円程度になります。
- ガルテクトはガルバリウム鋼板より耐久性が3倍以上高い
- 30坪の住宅でカバー工法を採用:100~160万円ほど
- 30坪の住宅で葺き替えを採用:120〜200万円ほど
ガルテクトはどんな人におすすめ?
どのような場合にガルテクトを選んだほうがよいのでしょうか?ここでは、ガルテクトをおすすめしたいケースをご紹介していきます。
家を長持ちさせたい
ガルテクトは金属系屋根材の中でも特に耐久性が高いため、「屋根を長持ちさせたい」「メンテナンスの頻度をできるかぎり抑えたい」という方におすすめできます。
カバー工法をしたい
既存の屋根の上から新しい屋根材を張り付けるカバー工法は、葺き替え工法よりも費用が安く、短期間で施工が可能です。
カバー工法の素材としては重量負担をかけない金属屋根材が適していますが、その中でも特に軽量なガルテクトは、カバー工法をお望みの方にピッタリだと言えるでしょう。
耐震性を低下させたくない
ガルテクトは軽量な屋根材であるため、屋根はもちろん住宅本体にも重量負担がかかりにくいのが魅力的。
重量負担が少なければ地震時の揺れや倒壊のリスクが低くなるため、耐震性を重視する方にもガルテクトをおすすめできます。
- メンテナンスの手間がかからない屋根にしたい
- 葺き替え工法よりもカバー工法で屋根のリフォームをしたい
- 屋根の耐震性を高めたい
軽くて耐久性のある金属屋根材ならガルテクト
今回はアイジー工業から販売されている屋根材「ガルテクト」について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
通常のガルバリウム鋼板よりも耐久性が高く、軽量でコストパフォーマンスのよいガルテクトは金属製の屋根材の中でも特に人気が高い製品です。
耐震性にも優れているため、屋根のリフォームを検討しているならば、ガルテクトについてチェックしてみて下さい。