外壁塗装のおすすめ時期は?塗装の寿命・塗り替えのタイミングを解説!2
どうもリートライフの佐藤です。
今回も前回に引き続いて解説していきます。
塗り替え時期のサインになる劣化症状
外壁に劣化症状がでていたら塗り替え時期のサインです。年数はあくまでも目安なので、例え10年経っていなくても、以下のような劣化症状がでていたら塗装を検討しましょう。
色あせ・カビ・コケ
- 経年劣化で色あせたり、カビやコケが発生する症状
- 緊急性は高くないが、塗装が劣化してきている証拠
- 特にカビやコケは長く放置すると根を張って塗装が劣化しやすくなる
チョーキング
- 外壁をさわると白い粉がつく現象
- 塗料に含まれる「顔料」という粉末状の成分が露出している状態
- チョーキングの度合いにもよるが、外壁のほとんどで起こっている場合は塗り替え時期
ひび割れ
- 塗膜がひび割れている劣化現象
- ひび割れから水が侵入して劣化が進んでいく
- ひび割れが多く見つかった場合は補修や塗り替えをする時期
膨れや剥がれ
- 塗膜の内部に空気や水が溜まり膨れたり剥がれたりする現象
- 膨れた部分は塗装機能を果たしていない。
- 数か所程度なら問題ないが多くの場所で見つかったら塗り替え時期
コーキング(目地)の劣化
- 外壁材のつなぎ目や窓サッシの周りなどを埋めているコーキング材がひび割れたり剥がれたりする劣化症状
- 劣化を放っておくと外壁材自体の劣化につながるので補修が必要
- 外壁に高耐久の塗料を使っていてもコーキングの寿命は約10年なので注意
外壁塗装に最適な季節
外壁塗装には最適な季節があります。外壁塗装は季節にも注意していつするかを決めましょう。
こちらでは、外壁塗装のベストシーズンや季節ごとのメリット・デメリットについて解説します。
ベストシーズンは春、秋
外壁塗装のベストシーズンは、春・秋です。比較的天候が安定していて、気温や湿度も外壁塗装に適している日が多いため人気のシーズンです。
また、外壁塗装時は養生もしてあり、塗料が部屋のなかに入らないように窓を締め切っておかなければなりません。
ただ、春・秋であれば窓を締め切っていても比較的、過ごしやすいため外壁塗装に向いているといわれています。
季節ごとのメリット・デメリット
季節ごとのメリット・デメリットは、以下の通りです。
季節 | メリット | デメリット |
春 | ・気温が安定
・降水量が少ない |
・春先は雨が続きやすい |
夏 | ・気温が高く乾燥がはやい | ・養生するため窓が開けられない
・気温が高すぎると塗装できない |
秋 | ・気温と湿度が安定 | ・台風が来る可能性がある |
冬 | ・乾燥していて塗装が乾きやすい | ・寒冷地や雪が降ると塗装が難しい |
梅雨 | ・外壁塗装工事自体が少なく、業者も空いているため費用が安くなる可能性がある | ・雨の日が多いので、工期が伸びる |
※上記は絶対的なものではありません。地域特性によっても異なります。
一般的に春や秋は外壁塗装に向いていますが、どの季節にもメリットデメリットはあります。例えば台風が多い地域は秋を避けた方が良い場合もあります。
暖かい地域なら寒冷地では不可能な真冬でも塗装が可能なことも。住む地域の特徴も考慮して時期を選ぶようにしましょう。
外壁塗装ができない天気、気候の条件
外壁塗装ができない天気・気候の条件もいくつか存在しています。この条件に当てはまる日はどの季節であっても工事ができません。
雨や雪が降っている
雨や雪は、塗料を薄めてしまう可能性があります。また、塗装の必要乾燥時間も長くなるため、外壁塗装の失敗確率を高める要因にもなります。
気温が低すぎる/5℃以下
5℃未満になると塗膜が乾燥しづらく、なかなか硬化しません。また、この条件下で塗装すると、剥がれやひび割れなど劣化症状の原因になります。
湿度が高すぎる/85%以上
湿度が高すぎると塗料が乾かず、密着しません。また、外壁が結露している状態も塗装はNGです。
強風・暴風時
強風・暴風時は、転落事故が発生する可能性があります。また、無理に塗装作業をおこなっても塗料が飛散してしまい、近隣宅の迷惑になることもあるでしょう。
まとめ:住宅に適した外壁塗装を
外壁塗装には塗り替え時期や、最適なタイミングがあることがわかりました。しかし、そのタイミングは住宅のある環境や気候によって大きく変わってきます。
そのため、外壁の状態をチェックして劣化症状が発生している場合には、迅速な対応が必要になります。
時期によっては季節性が要因で外壁塗装をおこなえないこともあるので、外壁塗装ははやめにおこなうことを検討してみてください。