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内窓について3

どうもリートライフの佐藤です

 

前回に続いて窓について解説します!

 

内窓(二重窓・二重サッシ)の6つのメリット・効果

 

内窓(二重窓・二重サッシ)の6つのメリット・効果
 

1. 断熱性が高い

 

内窓のメリットは、まず何よりも高い断熱性が挙げられます。

建物内で、冷気や暖気が最も出入りするのは、実は窓。
冬は約50~60%、夏は約70%もの空気が、窓から出入りします。

冬場は暖房で暖めた室内の空気が外へ逃げ、夏場は冷房で冷やした室内に外気が侵入してきます。
窓を二重にすることにより、温度差がある空気の通り道をふさぐことができるのです。

 

2. 電気代の節約に繋がり、エコ・省エネ効果がある

 

2. 電気代の節約に繋がり、エコ・省エネ効果がある
 

「寒い(暑い)からついエアコンの設定温度を変えてしまう……」または「節約のために寒い(暑い)のを我慢している」という方は多いはず。
このような悩みも、窓の断熱効果を上げることで解決できます。

内窓を設置することで、暖めた空気が外に逃げない/外の暑い空気が侵入しないため、エアコンの温度を過剰に上げ下げしたり、寒さ・暑さを我慢したりする必要がなくなり、電気代の節約に繋がります。
エアコンの使い過ぎを防げれば、環境への負荷が減るというメリットもありますね。

補助金の対象となりやすい点からも、省エネ性の向上を期待できることがうかがえます。

 

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる

 

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる
 

寒い季節に、窓ガラスやサッシに水滴(結露)が発生し、サッシが傷んだり、カーテンが濡れてしまったりしますよね。

空気は目に見えない水蒸気を含んでおり、温度が高いほど、そして湿度が高いほど、たくさんの水蒸気を含むことができるという性質を持っています。
温度が下がると、空気中に含み切れなくなった水蒸気が、水となって現れます。
これが、結露ができる仕組みです。

 

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる
 

窓付近に冷気が溜まっている状態で、室内の湿った暖かい空気が外へ流れ出ようとすると、窓周辺の温度差が激しくなり、結露が起きやすい状態になります。
内窓で断熱化することにより、結露の発生を抑制できます。

 

4. 防犯対策としても有効

泥棒・空き巣の6割は窓ガラスを割って侵入してくるということが警視庁の調査でわかっており、防犯リフォームを検討している方にも、窓の周囲を厳重にできる内窓がおすすめであると言えます。

不透明なガラスを選べば、目隠し・プライバシー保護にも役立ちますね。

 

5. 防音性も確保可能

5. 防音性も確保可能
 

また、外からの騒音が気になる方にも、内窓設置リフォームは非常に効果的です。
音のほとんどは、薄い窓ガラスやサッシのスキマを通って入ってくるため、窓周りを高気密化することで、防音対策ができるのです。

 

6. 花粉の侵入防止にも◎

花粉症の方にとっては、窓の開閉時に室内に入り込む花粉の量を軽減できるというメリットも感じられるでしょう。
予算に余裕があれば、外側の窓にフィルター網戸を設置すると、花粉の侵入をブロックしてくれますよ。

 

 

内窓(二重窓・二重サッシ)のデメリット

 

内窓がある部屋では、以下のような不便さを感じる可能性があるため、考慮しておくと良いでしょう。

 

開閉や手入れが面倒

開閉や手入れが面倒
 

窓の数が2つになってしまうことから、慣れるまでは開閉が面倒に思うかもしれません。
特にベランダ・バルコニーに出入りする掃き出し窓の場合、洗濯物を干す時やガーデニング作業をしたい時に手間に感じるかもしれませんね。

また掃除の手数も、やや増えてしまいます。
ただし室内結露の発生量が減る分、日々の拭き掃除の負担が軽減されるメリットもあるでしょう。

 

リフォーム前より空間が狭く感じる

 

内窓を設置すると、室内に数cm程度の出っ張り部分が生じます。
広い部屋であればさほど問題ありませんが、元々狭い部屋に内窓を追加すると、窮屈に感じてしまうかもしれません。

不安な方は、リフォーム業者と相談しながら、空間が狭く見えない色や形の物を選ぶと良いでしょう。

 

内窓(二重窓・二重サッシ)のガラスの種類・選び方!断熱用と防音用は違う?

 

ガラスの種類によって、断熱性能や防音効果が変わります。
以下の種類の違いを理解した上で、最適なガラスを選びましょう。

 

主な内窓ガラスの種類・特徴

 

主な内窓ガラスの種類・特徴
 
単板ガラス
1枚の板ガラスで構成された「単板ガラス」は、3mmと5mmの厚さのものが主流です。
3mmタイプが最もスタンダードですが、5mmタイプと比べると、断熱性や防音性は劣ります。
より厚みのあるガラスを希望する方は、6mmの商品を選ぶこともできます。

なお、現在「結露がひどくて悩んでいる」という方は、単板ガラスより断熱性の高い、複層ガラスを検討することを推奨します。

複層ガラス(ペアガラス)
2枚以上の板ガラスが合わさっており、ガラスの間に空気層を作ることによって、ガラス面を通り抜ける熱の量が軽減します。

単板ガラスの約2倍の断熱効果があり、室内側にあるガラスが冷えにくくなるため、ガラス面の結露発生を抑制できます。

高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
複数枚のガラスで構成されており、”室内側”のガラスに、特殊金属膜(Low-E金属膜)がコーティングされています。

魔法瓶と似た構造であるため、一般的な複層ガラスの約1.5倍もの断熱性があり、寒冷地で人気があります。
さらに太陽熱もしっかり取り込むので、室内の暖かさが向上します。

遮熱高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
特殊金属膜(Low-E金属膜)が、”室外側”にコーティングされています。
断熱性能は、一般複層ガラスの約1.5倍で、高断熱複層ガラスとほぼ同等です。

強い日差しを約50~60%遮り、紫外線カット効果があり、冷房効率が向上します。
「西日が暑くて困っている」という場合に適しているでしょう。
一方で、冬場の太陽熱も遮断されてしまうことから、北向きの部屋には向きません。

 

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを

 

なお防音対策として内窓を設置する場合には、防音用のガラスを選ぶ必要があります。

「複層ガラス(ペアガラス)なら、防音性が高そう」と思われがちですが、実は単板ガラスと遮音性はほぼ変わりません。

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを
 

 

さらに言うと、複層ガラス(ペアガラス)には「共鳴透過」と呼ばれる特有の現象があります。
2枚のガラスの間には、空気の層があります。
この空気を介して、合わさったガラスが共鳴し、低音域の音が抜けていってしまうのです。
つまり複層ガラス(ペアガラス)は、一定の周波数においては遮音性が悪化してしまう可能性があるわけですね。

 

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを
 

防音効果が高いのは、2枚のガラスの間に遮音性の高い特殊フィルムを挟んで作られた「防音用の合わせガラス」です。
単板ガラスタイプからLow-e複層ガラスタイプまでそろっているので、断熱性も考慮しながら選択できます。

特に日本板硝子社の商品『真空ガラス スペーシア』は、単板ガラスとほぼ同じ厚さで、断熱・防音性を確保できるので、おすすめです。

まずはリフォーム会社に「防音ガラスを希望する」と伝えておけば、予算に合わせて提案してくれるでしょう。

どのような商品が合うかは、予算や建物の状態によって様々です。
また注意点として、漠然と内窓リフォームを行うだけで、完全に断熱化や結露・防音といった対策ができるとは限りません。
それぞれの対処法に関する知識と技術があるリフォーム会社に依頼することが重要です。

内窓に詳しい業者とじっくり相談し、ご自宅に最適なリフォームを実施しましょう。

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