「内窓(二重窓・二重サッシ)」とは
どうもリートライフの佐藤です!
今回は内窓について解説していきます。
「内窓(二重窓・二重サッシ)」とは
「二重窓(二重サッシ)」とは?
「二重窓(二重サッシ)」とは、2組の窓サッシを二列に配置することにより、断熱性を高めた窓のことを指します。
「内窓」とは?
「内窓」とは、二重窓の内側にある樹脂製の窓のことですが、二重窓や二重サッシとほぼ同じ意味で使われることが多いです。
別名「インナーサッシ」とも呼ばれます。
既存の窓の内側に、リフォームで内窓を設置することで、冬の寒さや夏の暑さを解消できます。
なお内窓(二重窓・二重サッシ)は、省エネ性が高まるだけでなく、防音効果もあることから、道路や鉄道・空港に近い建物での騒音対策としても注目されています。
引き戸タイプ・内開きタイプ・FIX窓といった開き方のバリエーションが多く、デザインも障子風やステンドグラスなど豊富なため、リフォームで後付けしたい場合でも、既存の窓に合わせて柔軟に商品を選べる魅力があります。
「ペアガラス」と「二重サッシ(二重窓)」の違い
ちなみに「二重ガラス(複層ガラス・ペアガラス)」と混同されることがありますが、こちらは複数枚で構成される「窓ガラス」のことを指すため、内窓・二重窓とは別モノです。
1枚だけで構成される単板ガラスではなく、「二重ガラス(複層ガラス・ペアガラス)」を内窓のガラス部分に採用することにより、さらに断熱性を向上させることができます。
内窓の設置/後付け(二重窓・二重サッシにリフォームする)工事の費用・料金
内窓のリフォームは、既存の窓の内側に新しい窓を設置するだけなので、作業が簡単でスピーディー。
1窓あたり、最短30分〜1時間で施工できます。
内窓の設置にかかる費用は、商品代と工事費をあわせて、1ヶ所あたり約8~15万円です。
ただし、高性能なサッシや窓ガラスを採用すると、30万円近くかかります。
なお、腰高窓やキッチンの小窓のような小さいサイズであれば、1ヶ所につき、4~6万円程度でリフォームできることもあります。
予算に合わせて、適した窓ガラスやデザインを選ぶと良いでしょう。
複数箇所に設置すると、施工価格が安くなりやすい
また、東京都などでは「最低1居室のすべての窓に内窓を設置」すると補助金の対象にもなりやすいため、設置を検討している窓が複数ある場合は、まとめて工事してもらうことをおすすめします。
内窓(二重窓・二重サッシ)リフォームの施工事例・価格
実際に内窓のリフォームをした様々な例をご紹介します。
比較しやすいよう、シンプルな内窓の設置から、内窓と高性能ガラスをセットで施工したケースまで掲載したので、ぜひ参考にしてみてください。
事例1
ステンドグラスの樹脂製内窓を設置
築年数 | 19年 |
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住宅の種類 | マンション |
リフォーム費用 | 10万円 |
工事期間 | 1日 |
元は「リビングにステンドグラスを付けたい」というご要望でした。
マンションの管理事務所と打ち合わせをした結果、「窓ガラスの交換ではなく内窓ならOK」と承諾をいただき、実現したリフォームです。
LIXIL社の樹脂窓「インプラス」を設置し、断熱性も確保できました。
事例2
二重サッシで断熱・防音・結露対策
築年数 | 1年 |
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住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 11万円 |
工事期間 | 1日 |
結露防止と防音対策のため、内窓を設置して、二重サッシになりました。
壁紙に合わせてサッシ枠のカラーも白で統一しているため、すっきりと仕上がっています。
内窓の増設工事は当日中に完了するため、急いで断熱リフォームをしたい方にも最適です。
事例3
遮音・断熱・紫外線カット効果のあるガラスで内窓増設
築年数 | – |
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住宅の種類 | マンション |
リフォーム費用 | 41万円 |
工事期間 | 1日 |
「騒音が気になる」とお悩みだったため、掃き出し窓に内窓を設置。
遮音性が高く、さらに遮熱・断熱・紫外線カットの性能をあわせ持った高性能のガラスを採用しています。
事例4
リビングの3枚建の掃き出し窓に、内窓&スクリーンを施工
築年数 | 11年 |
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住宅の種類 | マンション |
リフォーム費用 | 42万円 |
工事期間 | 1日 |
リビングの大きな掃き出し窓に、LIXILの内窓「インプラス」(単板5mmガラスタイプ)と、ニチベイ社の遮光ロールスクリーン「エフォート」を設置しました。
窓枠のカラーを壁紙と同系色で統一しているため、より空間が広く見えて素敵ですね。
事例5
16ヶ所に二重窓&7ヶ所に通風雨戸を施工
築年数 | 11年 |
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住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 112万円 |
工事期間 | – |
和室・洋室・キッチンなど全16ヶ所の窓に「インプラス」や雨戸を設置しました。
雨戸については7ヶ所をYKK AP社の「通風雨戸」に交換。
角度調節可能なルーバーが付いているため、外からの目隠し対策もしつつ、風通しや採光加減も調整できます。
上述の事例の通り、断熱・遮熱などの対策として「ロールスクリーン」や「雨戸」も組み合わせて設置されるご家庭も多く見られます。
日当たりやプライバシーの確保なども配慮した施工プランを、リフォーム会社と相談しながら決めていくと良いですね。