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蛇口の水漏れと対処法をご紹介します!②

原因別・水漏れの対処法!


 

水漏れ 工具

 

蛇口の構造を把握して、原因となる箇所も分かった時点で修理へと移りますが、忘れてはいけないのは止水栓(元栓)を閉めることです!

 

ベルやハンドルを留めているビスをドライバーで締める程度であればわざわざ水を止める必要はありませんが、ゴムパッキンやパーツの交換、接合部のチェックを行うなら分解は免れません。水道の流れを止めておかないと、分解を始めた途端まわりが水浸しになってしまうため、原因となる箇所の修理作業に入る前に止水栓は必ず閉めて水の流れを止めておきましょう。

 

止水栓の場所は、キッチンの下の収納棚の中に設置されていることが多いです。戸建ての場合は、宅地内の庭など屋外の地面に埋め込まれているケースもあります。また、マンションなど集合住宅の場合は、玄関横のパイプシャフト内であることが多いです。災害などで蛇口や水道管が壊れて水が噴き出した時のことを考えて、止水栓の位置を把握しておくと万が一の時に焦らずに済みます。屋外にある止水栓は、大抵家全体の水道を止めてしまうため、日にちや時間帯を選べるのであれば家族が水を使うタイミングが少ない平日の昼間などに作業を行うのがおすすめです。

 

スパナが必要なタイプもありますが、多くはハンドルタイプであるため通常の蛇口のレバー同様回して閉めれば止水は完了します。止水栓を閉めて水を止めたら、いよいよハンドル・レバーを外します。ほとんどの製品は、ハンドル上部をビスで留めているため、ドライバーを用いて外します。中にはフタがあるタイプもあり、この場合はマイナスドライバーなど細長くて薄い金属のバーを用いれば外す作業が容易です。ここから、スピンドルを外すためにスパナでナットを取り外し、パッキンやスピンドルの劣化具合を調べてください。

 

このどちらか、もしくは両方が劣化しているなら新品と交換すれば、修理は完了です。スピンドルやハンドル部分のパッキンが原因でなかった場合、さらに下部にあるケレップ(コマ部分)やコマ部分のパッキンの劣化具合も一緒に調べましょう。ホームセンターで購入する際、ケレップという名称の他に「水栓コマ」として陳列されていることもあるため、分からなければ店員さんに尋ねてください。ホームセンターで購入する前に、蛇口の型も調べておくことも忘れてはいけません。似た製品を購入してもサイズが異なれば水漏れは改善されないため、必ず同じ品番・型番の製品を購入するようにしましょう。フィルターの汚れが酷い場合も、新品に交換することで改善されることが多いため、吐水口の水漏れの場合は試してみることをおすすめします。作業時の注意点としては、ナットやボルトが緩んでいるからといって締め過ぎないようにすることです。

 

締め過ぎてしまうことで、配管を圧迫してしまい水道管の破裂に繋がる恐れがあります。分解する際は手順をメモしたり、スマートフォンなどで逐一写真を撮るなど記録をつけてください。せっかく修理しても組み立てられない、という事態を防ぐためです。

 

分からない時は無理に自分で直さない、という選択も大切!


蛇口が水漏れを起こしている場合、ハンドルやレバーの接合部、パイプ部分など水が出ている部位を突き止めることで原因が特定できます。修理する際には、止水栓を閉めて水の流れを止めておくこと、分解する時にスマートフォンで写真を撮るなど記録して手順を覚えておくことが大切です。

 

交換や増し締めで済むケースが多いため、こういった事前準備や手順の記録が大切であることを覚えておいてください。ただし、壁との接合部分や給水管の詰まりなど個人の手に負えない箇所から水漏れが生じていたり、分解の最中に部品がなくなったり手順がわからなくなった場合、無理に作業を続行すると悪化してしまう可能性があります。

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