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住宅の床が軋んでしまう原因とは?①

今回は住宅の床が軋む原因について解説していきます!

 

1・床が軋む原因は?放置しても大丈夫?


家の床を歩く子供の足

 

新築だったり、家を建ててそれほど経っていないのに床が軋むのが気になるということはないでしょうか。一度気になってしまうと、放置していてもいいのか心配になってしまいますよね。とはいえすぐに生活に支障が出るものでもないため、床が軋む音が気になっていても原因までは追求せず放置しているご家庭も多いようです。ここでは床が軋む原因と、それが放置していい軋みなのかどうかの解説、またご家庭でもできる対策をご紹介します。

 

床が軋む原因その一放置していい軋み


床が軋む原因は様々考えられますが、原因よりも「放置して良い軋みかどうか」で判断した方が良いでしょう。まずは、放置しても問題がない軋みについてご説明します。放置していい軋みとは、床自体には全く問題がないのに軋むという場合です。

 

このケースというのは、木材の自然な性質によるものです。例えば新築住宅の場合や大掛かりなリフォームをしてからそれほど経っていない場合ですと、使用している木材が乾燥しきっておらず、膨張することや収縮することが原因となって床が軋むことがあります。床板は木材で作られていることが多いわけですが、床板だけでなく床を支える根太も木材でできています。

 

木材というのはあくまで自然の素材です。木はもともと多くの水分を含んでいるものですが、床板として使用される時には平均して10パーセントから15パーセント程度の含水率となっています。そのため木材自体に残っていた水分を空気中に放出したり、あるいは伐採から時間が経って乾燥した木材がまた湿気を吸収したりすることによって、自然に床が軋むのです。

 

このような軋みはどの住宅でもある程度発生するものです。床が軋むからと言って、基本的にはそれほど心配する必要はありません。木材の性質によるこのような軋みは、家を建てたりリフォームをしたりしてからある程度の時間が経ち、季節が変化していくとともに音が小さくなって自然に消えることがあります。

 

それでもどうしても床が軋むのが気になるようであれば、湿気が多くなる梅雨時は乾燥機を使ったり、逆に乾燥しやすい冬場は加湿機を使ったりするなどして、床板の湿度を一定に保つようにすることで床が軋む音は軽減されるでしょう。また、湿気は床が軋む大きな原因となりますので、掃除の際には水拭きをやめ、乾いた布や雑巾でお手入れをするように心掛けましょう。市販のお掃除シートを使う際も、濡れているものではなく乾燥しているものを使うようにして下さい。なお湿気を防ぐためには定期的にワックスがけをするのも効果的です。

 

年に一回の大掃除の時だけでなく、月に一度程度はワックスをかけるようにすることで湿気の吸収を防いでくれます。また、デスクの下など湿気が溜まりやすかったり水をこぼしたりしやすい場所には、シートやマットを敷くなどして、床ではなくシートに水分を吸収させるようにしましょう。もちろん、定期的にシートを交換することを忘れないようにして下さい。基本的には、床が水分を溜め込まないよう適度な換気を心がけ、乾燥しすぎる季節には適度に加湿してあげることが軋みを抑えるためのポイントです。家は呼吸している、とよく言われます。晴れた日にはしっかり窓を開けて空気を入れ替えることにより、家にも新鮮な空気を吸わせてあげて下さい。

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