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給湯器の寿命は??①

今回は給湯器の寿命について解説していきます!

 

1・給湯器の寿命は?こんな症状に気をつけよう!


給湯器の操作パネル

 

給湯器を使っていると調子が悪いのではないかと感じることがあるでしょう。突然壊れてしまうとお湯が使えなくなって途端に困ってしまいますが、今のところはちゃんとお湯が出ているとなるとまだ大丈夫かもしれないと考えてしまいがちです。寿命がどの程度なのが一般的かを知った上で、症状に応じてリスクの高さを把握しておきましょう。

 

給湯器の一般的な寿命とは?


家庭で使用されている給湯器には種類があります。燃料の違いではガス式のものが主流になっていますが、電気や石油を使っている給湯器も多数流通しています。

 

また、給湯器がお湯を供給する仕組みも大別すると二通りあり、瞬間式と貯湯式に分けることが可能です。瞬間式の場合にはスイッチを入れるとすぐにその場で温度を上げてお湯を供給してくれるのに対し、貯湯式の場合には予め沸かしておいたお湯を保温しておいて給湯してくれる仕組みになっています。このような違いこそあるものの、給湯器の寿命には実はあまり大きな違いがありません。

 

一般的な使い方をしている場合には10年から15年程度が寿命で、使用量によって大きく左右されるのが特徴です。もともと屋外に置くことが想定されているので使用環境による影響は小さく、単純にどれだけ稼働させたかが寿命に影響します。北国で使用量が多い場合や大家族なのにあまり容量が大きくない給湯器を使っている場合などには寿命が10年程度になることもよくありますが、一人暮らしでほとんど使わないという場合には15年以上も使えることもあるのでケースバイケースです。あくまで期間的な寿命は目安として覚えておき、寿命が近づいているのがわかる症状に気づいたときに対策を立てるという考え方が重要になります。

 

こんな症状には要注意!


給湯器の寿命を感じやすい症状として代表的なものには五つあります。一つ目として、突然動かなくなってしまってお湯が全く出ないという場合には寿命の可能性があるでしょう。

 

電源がつながっているか、ガス栓が閉じてしまっていないか、石油が切れていないかといった点を一通り確認しても問題がない場合には突然の故障と考えるのが妥当です。二つ目として給湯器から煙が立ち上がってきたというケースがあります。この煙が黒い場合には不完全燃焼が起こっていてガスや石油などが異常な燃え方をしてしまっているリスクが高く、このまま稼働させていると危険です。火事を起こしてしまうリスクがあるだけでなく、ガスの場合には一酸化炭素などの中毒性のあるガスが生じている可能性があります。わずかでも煙が目視できた場合には寿命が来たと考えるのが安全策です。三つ目として異常な音を感じたというケースがあります。

 

給湯器を動かしているときに燃焼に伴う音がするのは正常ですが、ガタガタといった音や爆発音などが聞こえているときには内部で故障が生じている可能性があります。しばらくは使える可能性があるものの、いつ黒い煙が立ち上がるようになるかもわからない状況なので速やかに対処をしましょう。四つ目としてお湯の温度が安定しなくなる症状が挙げられます。給湯器の寿命が近づいてくると温度制御がうまくいかなくなりやすく、お湯を流しているときに突然温度が上がったり下がったりすることがあるのです。シャワーを浴びているときに突然冷水になったり、手を洗っているときに熱湯が出てきたりすると危険が大きいので早めに対処しましょう。これに類似している症状として五つ目に挙げられるのが温度の低下です。温度を高めに設定してもあまり上がらなくなってしまうのも温度制御の機能が低下しているか、燃焼系にトラブルが発生しているといった原因が考えられます。徐々に温度がぬるめになっていくと気づかない場合もありますが、自覚できる程度まで下がってきたときには速やかに対処した方が良いという認識を持っておきましょう。

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