ベランダ(バルコニー)の屋根は必要?後付け・修理する際の費用と注意点 その2
どうもリートライフの佐藤です!
今回も前回に引き続きベランダ(バルコニー)の屋根は必要?後付け・修理する際の費用と注意点について書いていきます!
ベランダ屋根の修理・交換・後付けリフォーム事例
事例1
バルコニーに屋根を設置
リフォーム費用 | 11万円 |
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施工日数 | 1日 |
「ゲリラ豪雨で洗濯物がひどく濡れてしまう」というご依頼を受け、屋根がなかったバルコニーにテラス屋根を新設リフォーム。
洗濯物を干したまま外出できないという悩みが解消されました。
事例2
ベランダの波板を張り替え
リフォーム費用 | 15万円 |
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施工日数 | 2日 |
ベランダの波板屋根が、今にも飛ばされてしまいそうなほど劣化していたため、張り替え工事を行いました。
一緒に、トタン屋根の一部も取り換え・塗装リフォームをしましたが、15万円と低予算で実施できました。
事例3
おしゃれなテラス屋根を新設
リフォーム費用 | 20万円 |
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施工日数 | 1日 |
バルコニーに屋根を後付けした事例です。
真っ白く美しい外壁に合わせて、LIXIL(リクシル)社の人気商品「スピーネF」を採用。
半透明の屋根なら圧迫感がなく、汚れも目立たないので安心です。
たまに使いたいならオーニングでもOK
なお、屋根がたまに欲しい程度であれば、必要な時だけ開閉できるオーニングを設置するのも得策です。
日射しが強い夏場だけ屋根があると便利、と思うようでしたら、オーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
洗濯物が気になるならサンルームも
洗濯物を干すスペースの確保を重視したいなら、サンルームを増設する、といった方法もあります。
実際、最近では、あまり使用していないベランダを思い切ってサンルームにリフォームするご家庭も増えています。
ただし、サンルームをつくるときに増築扱いになった場合は固定資産税がかかるので、リフォーム業者によく確認しておきましょう。
ベランダ(バルコニー)屋根の種類
ベランダ(バルコニー)に付ける屋根は「テラス屋根」と呼ばれることもあり、アール型(R型)とフラット型(F型)、2つのタイプがあります。
どちらのタイプがご家庭に合うか、機能性やデザインを考えて選びましょう。
アール型(R型)
屋根の前枠部分が丸いアール形状の「アール型(R型)」は、雨が吹き込んでくるのを防ぎ、雪が降ったときに雪が下に滑り落ちやすいというメリットがあります。
フラット型(F型)
屋根がまっすぐな形状の「フラット型(F型)」は、スタイリッシュな見た目になるため、デザイン重視の方に人気があります。
アール型(R型)のように前枠が下がっていないため、開放感があるのも特長です。
しかし、ベランダの洗濯物を急な雨から守る能力には欠けてしまうというデメリットもあります。
ベランダ屋根のおすすめメーカー商品3選
参考までに、人気があるベランダ・バルコニー用の屋根製品をご紹介します。
1. テラスVS(LIXIL)
LIXIL(リクシル)社の「テラスVS」は、近年多発・大型化している台風や暴風雨に遭っても対応できるよう、安全・安心を考慮しながら設計されています。
(※大型台風を想定した、基準風速 V0=46m/秒地域対応)
オプションの「前後移動物干し」は、洗濯物をかけたまま前後にスライドさせることが可能。
早く乾かしたいときは奥側に、雨が心配なお出かけ前には手前に引けば良いため便利です。
2. スピーネ(LIXIL)
LIXIL(リクシル)社のベランダ屋根では「スピーネ」という製品もおすすめです。
採光性を保ちつつ、紫外線をカットするポリカーボネート屋根材。
日射による室内温度の上昇を軽減するので、冷房効率がアップします。
オプションで耐荷重50kgの「吊り下げ物干し」もセットできるので、より使いやすいベランダにできます。
3. ソラリア(YKK AP)
YKK AP社の「ソラリア」は、強風や積雪の多い地域でも使用可能で、サイズ・バリエーションの種類が豊富。
戸建ての1階のテラスや、2階・3階のバルコニーなど、さまざまな場所に設置可能です。
カラーの選択肢は、ホワイトやピュアシルバーの他、落ち着きのあるブラウン、カームブラックなどもあります。
ベランダに屋根を取り付けるときの注意点
ベランダに屋根を付ける際には、以下の点に注意して設置しましょう。
サイズと角度に配慮する
まず、屋根のサイズは、物干しざおとの距離が重要です。
屋根の軒先が、洗濯物を干す位置から30~50cm向こう側に来るように取り付けるのが理想です。
屋根の角度については、勾配が急だと風の影響を受けやすくなってしまい、逆に傾斜が緩いと屋根にゴミが溜まるため定期的に掃除をする必要が出てきます。
強風が吹きやすい場所や、雨が降りやすい地域、日当たりが良い・悪いなどの環境次第で、適切な屋根の角度は異なります。
失敗しないためには、ベランダ屋根のリフォーム経験が豊富な業者に、施工を依頼しましょう。
雨音は防げないので注意
ベランダ屋根の最たるデメリットは、大雨時の音を防げないということです。
豪雨の際はうるさくて眠れなくなってしまうので、寝室が隣接するベランダには屋根は付けない方が無難です。
また、屋根の立て付けが悪くなってくると風の影響を受けて音を立てるため、定期的なメンテナンスが必要になることも考慮しておきましょう。
住んでいる地域の気候に合わせたものを選ぶ
お住まいの地域の気候に合わせて、ベランダに取り付ける屋根の強度を考慮することも大切です。
例えば、夏に台風がよく来る地域や、冬場に雪が多く降る地域の場合は、耐風圧・耐積雪性の高い商品を選ぶと良いでしょう。
ご自身で結論を出すのが難しいときは、ベランダ・バルコニーの施工に慣れているリフォーム会社に、じっくり相談してみるのが一番です。