「ナノコンポジットw」とは??
今回は「ナノコンポジットw」について詳しく解説していきます!
1・「ナノコンポジットw」とは?
ナノコンポジットwの特徴
ポイント | ナノコンポジットwの特徴 |
種類(グレード) | 外壁用/アクリルシリコン樹脂塗料(水性1液型) |
対応建材 | コンクリート、モルタル面、サイディング材 |
機能性 | 耐汚染性、耐変色性、耐炎性、防カビ性、防藻性、シックハウス対策、速乾性 |
耐用年数 | 10~15年 |
価格 | 2,400~2,700円/㎡(普通) |
艶タイプ | つや無し |
対応下地 | ナノコンポジットフィラーN、ナノコンポジットシーラーⅡ、リフレッシュサフェーサーエポ |
ナノコンポジットwは値段は張りますが、環境にも優しいこと、速乾性にも優れ、作業における負担も少ないことなど、画期的かつ優秀な塗料です。
●ナノコンポジットwのカラーラインナップ
カラーバリエーションはあまり多くありませんが、シンプルな外壁にしたい方には十分と言えるでしょう。
2・ナノコンポジットwのメリット・デメリット!
ナノコンポジットwには、その人気を誇るだけの多くのメリットがあります。
その一方で、デメリットもあります。
外壁塗料は見た目や、屋内での快適さにも関わってきます。
慎重に選ぶためにも、しっかりとメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット①耐汚染性
ナノコンポジットwには、雨で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能がついています。
ナノコンポジットwはナノテクノロジーを活かしているため、塗膜に汚れが入りづらく、また親水性の塗膜のため、汚れを雨で流すことができるのです。
メリット②耐変色性
ナノコンポジットwは塗膜の中にシリコン化合物が配合されており、紫外線や降雨に強いという特徴を持っています。
そのため、紫外線や天候の影響で外壁の色が変わってしまうのを遅らせることができます。
メリット③耐炎性
ナノコンポジットwは、一般的な塗料に比べ、燃えにくさでもとびぬけた性能を誇っています。
防火認定材料に認定されているので、万が一の火災への備えができます。
メリット④防カビ・防藻性
ナノコンポジットwは、防カビ・防藻性にも優れています。
そのため、長期的に外壁の美しさを保つことができます。
メリット⑤耐久性
ナノコンポジットwは塗膜の劣化を遅らせるラジカル塗料の一種です。それに加え、シリコン樹脂も使用しているため、より耐久性の高い塗料になっています。
一般的なシリコン塗料よりも耐用年数が長いのも特徴です。
メリット⑥環境に優しい
ナノコンポジットwは、石油系資源の使用量を大幅に減らしており、環境に配慮した塗料です。
また、施工中にもきつい臭いがないため、周囲への環境にも気を遣うことができます。
デメリット①つや消ししか選べない
ナノコンポジットwは、艶タイプがつや消しの1種類しかありません。
そのため、艶やかな外壁にしたいという方には、不向きな塗料と言えるでしょう。
デメリット②カラーバリエーションが少ない
ナノコンポジットwのカラーバリエーションはあまり多くありません。特に、鮮やかな色は含まれていません。
そのため、鮮やかな外壁にしたい方にはあまりおすすめできません。
- 長く外壁の美しさを保ちたい方
- 万が一の火災に備えたい方
- 環境に配慮した塗料を選びたい方
- ベーシックな色で外壁を整えたい方
3・ナノコンポジットシリーズを比較
ナノコンポジットシリーズには、ナノコンポジットwのほかに2種類の塗料があります。
3種類の塗料には、それぞれの特徴がありますので、よりぴったり合う塗料を選ぶためにも、それぞれの特徴を知っておきましょう。
●ナノコンポジットF
ナノコンポジットFは、ナノコンポジットwの性能を引き継ぎ、「長持ち」「汚れにくさ」を極限まで引き伸ばしたフッ素系塗料です。
超耐候性、超低汚染性を持っており、より長く美観を保つことができます。
価格は3,200~3,800円/㎡とナノコンポジットwよりもやや値段が上がりますが、耐用年数は15年とナノコンポジットwよりも長くなっています。
より長持ちさせたい方におすすめの塗料です。
●ナノコンポジットw防藻+
ナノコンポジットw防藻+は、ナノコンポジットwの性能を引き継ぎつつ、より防藻性を高めた塗料です。
価格は2,600~2,900円/㎡で、ナノコンポジットwとほぼ同じ価格帯で、耐用年数も12~15年となっています。
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