リシン仕上げ外壁とは?基礎知識からメンテナンス方法まで一挙解説!その2
どうもリートライフの佐藤です!
今回もリシン仕上げについて解説していきます!
リシン仕上げのメリット
リシン仕上げの外壁にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、リシン仕上げ外壁のメリットについてお伝えしていきます。
透湿性・通気性が高い
リシン仕上げの外壁は、透湿性や通気性が高いという特徴を持ちます。
そのため壁に含まれる水分を排出しやすく、建物内部の劣化がある程度抑えられます。
湿度が高い地域では壁の内部に水分が入ると、カビや藻が発生してしまうこともあるのでリシン仕上げで壁の水分を外に逃がすのは耐久性を上げるのに役立つでしょう。
費用が安い
リシン仕上げの工事は、他の外壁仕上げや塗装工事に比べて低価格というメリットもあります。
ローラー塗装と比べても塗装費用としてはかなり低価格です。外壁塗装にコストをかけたくないという方にも、メリットがある塗装方法と言えます。
ただし耐用年数が低いのでメンテナンスを頻回にしなくてはいけない塗装方法でもあり、初期費用だけでコストを考えるのは注意が必要です。
デザイン性が高い
外壁をリシン仕上げにすると、壁に凹凸が生じます。凹凸の形状は吹き付ける方法などによって変わってくるので複数のデザインの中から選ぶことが可能です。
ローラーなどによって塗装をすると平らで変化がない外壁になりがちですが、リシン仕上げで塗装することでデザイン性の高い外壁に仕上げることができます。
また剣山などで後から人の手で模様をつけるという工法もあり、高級感の高い外壁に仕上げることも可能です。
- 透湿性は通気性が高いので壁の中に湿気がこもらない
- リシン仕上げはローラー塗装などに比べると低価格
- 凹凸など複数の模様をつけられるなどデザイン性が高い工法
リシン仕上げのデメリット
リシン仕上げにはメリットもありますが、デメリットもあります。主にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、リシン仕上げのデメリットについてもお伝えしていきます。
凹凸が多く汚れやすい
外壁をリシン仕上げすると、凹凸ができます。この凹凸に汚れが付着しやすく、平面的な外壁よりも汚れやすいというデメリットがあります。
汚れがたまることでカビや藻が発生しやすく、外壁の耐久性を落とす結果につながることもあるので注意が必要です。
外壁の耐久性を維持するには定期的に高圧洗浄などを依頼して、定期的に外壁をきれいに保つ必要があります。
耐用年数が短い
リシン仕上げの外壁は、現在主流となっているサイディング外壁に比べると耐用年数が非常に短いです。
仕上げの膜が割れやすいうえに、耐久性が低いアクリル塗料を使っているため、シリコンやフッ素塗料で塗装した外壁よりも耐久性が低くなっています。
耐用年数の高い塗料や低汚染性の塗料を使って耐用年数を上げることもできますが、一般的には10年程度が限度とされています。
メンテナンスや環境によっては、10年もたないこともあるので注意が必要です。4年程度経過すると劣化が進む場合もあるので、4年経過したら一度メンテナンスを兼ねた点検を業者に依頼すると良いでしょう。
ひび割れしやすい
リシン仕上げの外壁はひび割れを起こしやすいというデメリットもあります。
リシン仕上げにすると外壁が硬くなり、ひび割れが起こりやすくなるので注意が必要です。
ひび割れを緩和するために、伸び縮みしやすい弾性塗料を使うという方法もありますが、ひび割れが起こった場合は都度補修が必要になります。
リシン仕上げをした壁面のひび割れを放置すると、雨などの水分が建物の内部に入り込んで建物そのものの寿命を短くする可能性もあるので定期的な点検や補修が欠かせません。
- 凹凸があるので汚れがつきやすい
- 耐用年数が低く長持ちしない
- 壁面が硬いのでひび割れを起こしやすい
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