アルミサッシ・アルミサイディングの塗装方法 その3
どうもリートライフの佐藤です!
今回も前回引き続きアルミ塗装について解説していきます!
アルミ塗装はDIYでも可能?
以上ではアルミ塗装の具体的な手順についてご紹介してきましたが、中には「自分でも塗装ができそう」と感じる方がいるかもしれません。
最近ではDIYがブームになっていることもあり、「業者に依頼して高い費用を支払うよりも、DIYが可能ならば自分で塗装をおこないたい」と考える方も少なくないことでしょう。
では、アルミ塗装はDIYでも可能なのでしょうか?
アルミの塗装は難易度が高い
結論から言うと、アルミ塗装のDIYはおすすめできません。DIYで塗装をおこなうと、高確率ですぐに塗装が剥がれてしまうからです。
木材や金属製の建材とは異なり、アルミは塗料が定着しにくく、適切な技術と知識をもった職人が塗装をおこなっても短期間で剥がれることも珍しくありません。
素人が塗装をした場合は、なおさらでしょう。とりわけ、適切な下地処理はセルフでおこなうにはハードルが高いと言えます。
時間をかけてDIYをしても、場合によってはアルミ本体を傷つけてしまい、新品と交換せざるを得なくなることも…。
また、玄関ドアのような場所ならばDIYでの塗装も可能ですが、ベランダや2階部分の窓サッシなどの塗装は高所での作業になります。
足場を適切に設置した上で十分に気をつけて作業しなければ、転落などの事故を起こしてしまうため、仕上がりだけでなく安全面のリスクを考えてもDIYはおすすめできません。
専門業者への依頼がオススメ
アルミ塗装やそのメンテナンスは、塗装業者であっても難易度が高いため、引き受けてくれない場合もあります。
そのため、アルミ塗装に関する確かに技術と実績のある専門業者を見つけ出して依頼するようにしてみてください。
専門業者に施工してもらえれば美しい仕上がりになりますし、塗装の耐久性もアップするはずです。
- 基本的にDIYでのアルミ塗装はおすすめできない
- アルミ塗装は難易度が高く、技術面・安全面の両方においてDIYは難しい
- 高い技術と実績のある専門業者に依頼するのがベスト
アルミ塗装にかかる費用はどれくらい?
DIYでのアルミ塗装がほぼ不可能であり、業者に依頼せねばならないとなると気になるのがその費用です。
業者によっても若干の差がありますが、アルミ塗装の費用の目安は以下の通りです。
塗装箇所 | 費用の目安 |
サッシや玄関など1か所のみ | 4~6万円 |
広範な部位の塗装 | 10万円以上 |
アルミ塗装におすすめの塗料を紹介!
DIYでの難易度はかなり高いものの、塗装のメンテナンスをおこなった経験があり、正しい知識や技術を身につけているならばセルフでアルミ塗装をすることも不可能ではありません。
では、どのような塗料を選べばよいのでしょうか?ここからは、アルミ塗装に適したおすすめの塗料を2つピックアップしてご紹介していきます。
日本ペイント株式会社「パーフェクトプライマー」
「パーフェクトプライマー」は金属サイディング用の下塗り塗料であり、アルミにも対応しています。
色は白とダークグレーの2色で、気になる価格は1平方メートルあたり720円ほど。錆止め成分が含まれているため、錆が発生しやすい箇所の塗装にもおすすめです。
エスケー化研株式会社「SK#1000プライマー」
「SK#1000プライマー」は二液溶剤形エポキシプライマーで、下地処理や下塗りの際に用いるため色は白のみです。
価格は1平方メートルあたり900円で、塗料が剥がれにくいアルミ建材であっても密着しやすいのが特徴的。
敵切なスパンでアルミ塗装のメンテナンスをおこなおう
今回はアルミ塗装をテーマに、その必要性やメンテナンスの目安となる劣化症状や費用などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
アルミは軽量で建物に負担をかけにくいため、使い勝手のよい建材ではありますが、傷や錆に弱く、塗装が短期間で剥がれてしまうというデメリットも。
家の外観を保つためにも、またアルミ本体の耐久性を維持するためにも、劣化症状が生じた時には塗り直しなどのメンテナンスをおこなうようにしましょう。
前の記事へ
« 珪藻土とは??『2』次の記事へ
珪藻土とは??『3』 »