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珪藻土とは??『2』

今回のブログは前回の「珪藻土」の続きを書いていきます!

 

 

・珪藻土素材の割れ・匂い等の特徴

珪藻土は自然素材の不燃性塗り壁です。

 

メーカーによっては固化させるために接着剤など化学物質を使っている場合もありますが、健康的な自然素材100%成分をうたっている製品も多くあります。しかし、成分が自然素材100%だから良いとも言えません。

 

珪藻土は、珪藻土そのものでは固まることが出来ないので、固化させる材料として、接着剤などの化学物質や繊維、消石灰、石膏といった素材を使うからです。

 

シックハウス症候群や健康を気にされる方は、化学物質を使わない接着剤不使用の自然素材100%成分の純度の高い製品を希望されると思います。

 

珪藻土そのものには、匂いはありません。匂うとしたら、他の原料の匂いであることと、水を含んだ施工中の特有の匂いです。

 

 

1・珪藻土塗り壁の特徴!


多孔質(たこうしつ)と言う無数の小さな穴(細孔)を持つ珪藻土は、調湿性能に最大の特徴を持ち室内が快適になるとして、30年ほど前から塗り壁材として住宅の内装に使われるようになりました。

 

では、珪藻土はどんな成分で作られているのでしょうか? また、珪藻土塗り壁というだけで、本当に調湿性能を発揮してくれるのでしょうか? 詳しくご説明したいと思います。

 

 

・珪藻土の調湿性能と調湿のメカニズム

珪藻土が調湿性能を発揮する理由は、珪藻土が持つ無数の穴(細孔)が、水蒸気と親和性が高いからです。室内の湿度が高いときは、余分な水蒸気が珪藻土の穴(細孔)に付着し、室内の湿度を下げてくれます。逆に、室内が乾燥すると、一旦、珪藻土が蓄えた水蒸気が、室内に戻ってきて、室内を潤してくれる訳です。

 

その水蒸気の出来入りのタイミングが、人が快適と感じる湿度帯に近いので、珪藻土の塗り壁にすると「快適になる」と言われるのです。

 

 

・産地の違いによる調湿性能

珪藻土は、全国各地で採れます。産地によって、特徴や、効果が違うという人も言いますが、稚内(わっかない)で取れる珪藻頁岩(けいそうけつがん)は別として、珪藻土と呼ばれる原料は、産地の違いによる品質の違いはさほどないようです。

 

 

・吸水と調湿の違い

珪藻土の調湿性能をアピールするデモンストレーションで、珪藻頁岩に、水をスプレーするところを見たことがある人もいると思います。

 

珪藻頁岩(けいそうけつがん)に吹き付けた「水」は、一瞬にして珪藻頁岩に吸い込まれます。しかし、あれは、「吸水」であって、「吸湿」ではありません。

 

 

・調湿性能の客観的な評価基準

珪藻土の塗り壁は、漆喰や粘土系の塗り壁と比較しても、圧倒的に調湿性があります。

 

それは、事実です。ただ、調湿性のある「建材」には、塗り壁材を含めて客観的な調湿性能に関する評価基準があるので、その基準に照らし合わせて、どの程度調湿するといった表現をしてくれないと、果たして本当に調湿性が高いのかどうか分かりません。

 

調湿性能表

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