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アルミサッシ・アルミサイディングの塗装方法 その2

今回も前回に引き続きアルミ塗装について解説していきます!

 

アルミ塗装が必要な症状とは?

ここまで見てきたように、普段気づかないだけで住宅の至る箇所にアルミ建材が使用されています。

アルミは塗料が剥がれやすい性質をもっているため、基本的には塗り直しのメンテナンスが必須ですが、具体的にどのようなタイミングでおこなえばよいのでしょうか?

以下では、アルミ塗装が必要な劣化症状についてご紹介していきます。

 

錆びや腐食

 

アルミは傷に弱く、そこからすぐに錆が発生してしまうという性質をもっています。錆を放置するとアルミそのものの耐久性が低下してしまうので要注意。

とりわけ、接触頻度が高い場所や水場にあるアルミは錆びやすくなります。錆や腐食が生じたならば、早めに塗装のメンテナンスをおこないましょう

また、沿岸地域にお住いの場合は潮風の影響を受けて塩害が起こりやすく、耐用年数内であっても早々にアルミに白錆が発生することもよくあります。

傷ついた部分から生じる赤錆と比べると、白錆のほうがアルミ本体の強度を低下させやすいため、できるだけ早く塗り直しをおこなってください。

放置しておくと大きなひび割れなどを起こし、塗り直し程度のメンテナンスではなく、アルミ本体を新しいものに取り換えなければならなくなってしまうことも…。

 

汚れ

表面のくすみや汚れが目立ってきた場合も、早めに塗装のメンテナンスをおこなう必要があります。

たとえばアルミサッシには白い斑点状の汚れ(酸化被膜)がつきやすく、これを放置しておくと剥がれや腐食などの劣化症状を招くことになるでしょう。

 

 

傷ができるとすぐに腐食が生じるため、早急にメンテナンスなどの対処が必要です。

剥がれなどのほかの劣化症状が起きておらず、耐用年数内であったとしても、複数個所を傷つけてしまったり、

また傷の度合いがひどい場合は業者に依頼をして補修をしてもらいましょう。

 

アルミの塗装方法

ここまではアルミの塗装が必要になる主な劣化症状についてご紹介してきました。

では、これらの症状が起きた場合、どのような手順でメンテナンスをおこなうことになるのでしょうか?

以下では、アルミの塗装メンテナンスの方法について詳しく見ていきましょう

 

下地の処理

 

塗装をおこなう前の下準備として、まずはメンテナンスをおこなうアルミのクリーニングからはじめましょう。

補修箇所以外に影響が出ないように、マスキングテープやビニールシートなどを使用して養生をおこないます。

その上で専用のクリーナーやサンドペーパーなどを使って汚れの除去・研磨をおこない、後から使用する塗料が付着しやすい状態を整える必要があるのです。

また、傷やひび割れ、へこみなどの劣化症状が起きている場合は重鎮材を使用して、「パテ埋め」と呼ばれる補修作業をおこないま、表面を整えていきます。

下地処理を適切かつ丁寧におこなうか否かによって、塗料の仕上がりや耐久性が大きく左右されるもの。

汚れや錆などを十分に除去しておかなければ、塗装をしてもすぐに剥がれなどのトラブルが生じてしまうため注意したいところです。

 

下塗り

 

塗装
下地処理の次におこなうのは下塗り作業です。建材の中でもアルミは特に塗料が定着しにくいので、注意が必要。

アルミ専用の下塗り材を使用して、上から重ねる塗料が密着しやすい状態を作ることが大切です。

 

中塗り

 

下塗り作業が終わった後は、十分に時間をとって乾燥させましょう。乾燥しきれていない状態で中塗りをおこなっても塗料が密着せず、また仕上がりが汚くなるからです。

中塗りは上塗りと同じ塗料を使います。中塗りと上塗りの2回塗りをしなければ塗装の耐久性が低くなるため、中塗り作業は必須です。

 

上塗り

 

中塗り後にしっかりと乾燥をおこなってから、同じ塗料を使って上塗りをします

上塗りの塗料を乾燥させた後には、雨水や紫外線による劣化症状や錆の発生を抑えるために、仕上げとしてコーティング剤を使用するとよいでしょう。

 
まとめると…
 
  • 手順1:養生作業とクリーニング
  • 手順2:傷やへこみなどの補修して下地処理をおこなう
  • 手順3:下塗りを通じて塗料が密着しやすい状態を整える
  • 手順4:同じ塗料を使って中塗り・上塗りをおこなう
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