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住宅屋根の天窓のメリット・デメリット

 

今回は天窓にするメリット・デメリットを解説していこうと思います!

 

 

1・天窓(トップライト)の魅力って?


高い窓からの光が、広い吹抜けを通してリビングに明るい穏やかな光が差すーそんなイメージにあこがれる人も少なくないのではないでしょうか。

 

天窓は北欧などヨーロッパで多く導入されてきたこともあり、どこかエレガントな風情があります。

 

それでも、欧米に比べて近年まで日本ではなじみが薄かったため、天窓についてよく知らないこともあるかもしれません。

 

もしかするとイメージ先行で誤解していることも? 例えば、「天窓って雨漏りの危険はないの?」といった疑問です。

 

2・天窓(トップライト)と高窓(ハイサイドライト)のメリット・デメリットを比較!


天窓の特性を、同じく高い位置に設置される窓である高窓と比較しました!

 

天窓がある家の写真

高窓がある家の写真

高窓は、壁の高い位置にあって垂直の窓

高窓と天窓のメリット・デメリット比較

高窓と天窓の比較表

それでは、天窓が特に優れている点はどんなことでしょうか?

 

●天窓の採光性のよさ

壁一面に大きな窓があると眺望もよく、とても明るく感じられます。

 

しかし、実は部屋の中に差し込む光の量はそれほど大きくありません。一方、高い位置に窓があると、多くの光が取り込めます。「天窓は同じ高い位置にある高窓と比べても、その採光性は優れている」と筒井さんは言います。

 

住宅を照らす太陽光(自然光、昼光)は、大きく分けて3種類に分類されます。

 

●直射光:直接入ってくる光。明るいが、太陽との角度によって光が移動する

 

●反射光:太陽光が地面などに反射して入ってくる光

 

●天空光:大気中の水蒸気や塵、雲に拡散・反射されて入ってくる光。曇り空でも差し込む

 

採光の種類

直射光、反射光、天空光の説明イラスト

採光には直射光、反射光、天空光の3種類がある

この中で、天窓は「天空率」(=どれだけ空に開いているかの割合)が壁面の窓と比べても格段に高いため、長い時間、天空光が取り込めます。高窓も、他のサッシと比べると天空率が高い特徴があります。

 

●天窓の風通しのよさ

開閉型の天窓は高窓と同様に風通しがいいのもメリットです。

 

住宅密集地のように直接風が吹き込まない場所でも、高低差のある2つの窓を開けると自然に風が流れます。

 

これは、建物の高い位置と低い位置の温度差で上昇気流が生じ、温かい空気が高い窓から抜けていき、風の流れが室内に生じるためです!

 

通風がいいと、特に夏の暑い時期には節電につながります!

 

 

●天窓の風通しの良さ

 

●近隣の目が気にならない(プライバシー性)

天窓は同じ高い位置の高窓と比べてもプライバシー性に優れています。この効果は特に住宅密接地などで有効です。高窓も高い位置にあるため、壁面の低い位置にある窓に比べると視界を遮ることができるのです。

 

「天窓は高窓に比べて空に向け開けているため、よほど高い位置からでないと中を覗きこむことができません。また、採光性が高いことから窓を小さくできるので、覗き込める範囲も狭くなります」

 

 

●壁を有効利用できる

壁面に窓があると収納を設けたり家具や家電を置いたりしづらいものですが、天井に窓を設ける天窓なら壁面を有効利用できます。

 

また、設計の自由度も増えます。壁からの反射光で全体の明るさを保つことができ、部屋の中に光の濃淡が生まれてきれいに見えるので、その効果を活かしたデザインが考えられるためです。

 

ダイニングに設けられた2つの天窓がある注文住宅実例

天窓は壁を有効活用でき、光の濃淡を活かした印象的な空間をつくることができる!

今回も結構長くなってしまったので次回のブログでは天窓の防犯性などについても書いていきたいと思います!

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