外壁・屋根の色選びで失敗しないコツを教えます!『2』
今回も前回の続きで色選びの失敗しないコツをご紹介していきます!
1・外壁で人気の色は?
外壁塗装で特に人気が高い色の例として以下があります。
中でもベージュ、クリーム、グレー、ブラウンに近い色は人気が高いです!
●黒系
「ブラック」と名のつく、黒に近い色が該当します。
ブラック系のグリーンやブルーを好む人も多いです。
●白系
「ホワイト」「ベージュ」「クリーム」などが該当します。
ホワイトの場合はデメリットが多いですが、ベージュやクリームならメリットが上回ります。
●灰色系
「グレー」が該当します。ねずみ色と聞くとイメージが悪いですが、長期的に考えるとメリットが多い色です。
●目立つ色
「イエロー」「ピンク」「レッド」などの明るい色が該当します。デメリットが多いため一般的な住宅で使われることは少ない色です。
●周囲にとけこみやすい色
「ブラウン」などが該当します。緑や茶色が多い景色だと落ち着いた雰囲気を出しつつ目立たない住宅にすることができます。
2・自分の家に適した色を見つけるときの注意点
色選びをする際に気をつけておきたいポイントが9個あります!
以下の項目を知っておくことで色選びに失敗しにくくなりますので覚えておきましょう。
●時間帯によって色の見えかたが変わる
朝と夕方では外壁の色は違って見えます。これは外壁を照らす太陽光の色が異なるからです。
夕方の時間帯に外壁を見ると赤っぽく見えてしまうでしょう。
もし外壁の色を確認するのなら、朝や夕方は避けて昼間の時間帯にすることが望ましいでしょう。
●外壁の方角によって色の見えかたが変わる
外壁は方角によって色が違って見えます。
なぜなら、太陽光が当たる面が明るく、当たらない面は暗く見えるからです。
特に太陽光が当たりやすい南側は、光が当たりにくい北側よりも明るく見えることが多いです。どの方角の壁を基準にしたいのかは考えておいたほうが良いでしょう!
●周囲の色にも大きく影響を受ける
外壁の色は周囲の景色にも影響を受けます。自宅の近所が黒い家ばかりだと、あなたの家の外壁も黒っぽく見えます。
逆に白い家に囲まれていたら自宅は白っぽく見えるでしょう。
周囲の影響を考慮して自宅の色を選ぶことも重要な要素の1つです。
●面積で色の見えかたは変わる
外壁の色を業者と相談する際には、色サンプルを見せてもらうことが多いです。しかし色のサンプルは大きくても数十センチの紙や板でしかありません。
色は面積によって見えかたがかわるため、実際に外壁に塗った場合はイメージよりも薄く感じてしまうでしょう。
もし小さな色見本でカラーを決めるのなら、イメージよりもやや濃いものを選択しましょう。
●蛍光灯か太陽光かで見える色は変わる
色は当てる光によって見えかたが変わります。
白熱灯で照らせば赤っぽく、蛍光灯だと白っぽく見えるでしょう。
太陽光か蛍光灯かでも大きく異なります。色を決めるときには家の中の蛍光灯で見比べるのではなく、外に見本を持っていって太陽光で照らしてチェックしましょう。
●外壁素材によって色の見えかたが変わる
外壁素材で何を使っているかによっても色の見えかたは変わります。
色は光の反射で見えかたが変わる性質を持っています。
外壁素材が凹凸の多いものだったり、そもそも素材が異なったりする場合は同じ色でも違う見えかたになります。
「あの家の色をそのまま真似したい」と考えて同じ塗装業者に同色で依頼したとしても、異なる見た目になることは珍しくありません。
色をそのまま真似るのではなく「自分の家に塗ったときに同じイメージにするにはどうしたらいいのか」を考えたほうが賢明でしょう。
●目立たせたいのか調和させたいのか目的を決める
自宅を独特な家にしたいのか、それとも景色と調和させたいのかは最初に決めておきましょう。決めたのなら、周囲の色が何色かをしっかりとチェックしなくてはいけません。
一般的に目立つと言われている赤やピンクを使ったとしても、周囲の景色が似たような色だとありきたりな家になりかねません。
逆に、調和しやすいと言われるブラウンを使ったのに、周囲の家が白い外壁ばかりで自宅が目立ってしまうということもありえます。
自宅を目立たせたいのなら周囲とは異なる色を使い、調和させたいのなら近隣と似たような色を選びましょう。
●ツヤ有り塗料、ツヤ消し塗料でも大きく異なる
塗料によっては「ツヤ有り」「ツヤ消し」という種類があります。
ツヤ消し塗料は落ち着いた雰囲気にはなりますが、地味になりがちなので目立たせたい住宅の場合はツヤ有りのほうが良いでしょう。
ツヤ有り塗料は新築のように見えますが、目立ちすぎるというデメリットもあるため落ち着いた住宅にしたい人には向いていません。
●色見本は参考程度
色見本帳というものがあります。色をひと目で確認できる小さなメモ帳のようなものです。
これで外壁の色を決めることもありますが、参考程度にしておきましょう。
色見本帳は外壁に比べて面積が小さすぎるためイメージとはかけ離れてしまいます。さらには、色見本帳は紙に色が印刷されています。
実際の外壁に塗料を塗るのとは見た目が違うため信用しすぎるとイメージ通りにいかなくて後悔するでしょう。
同様に、カラーシミュレーションもCGなどで色を作っているため正確な色にはなりません。色を確認する方法としては、外壁に実際に試し塗りをするというのが有効です。
などなど色々と失敗しないためのコツがあるので是非参考にしてみてください!!
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