長持ちする外壁って結局何??
今回も皆さんと一緒に住宅のことについて勉強していきましょう!
本日書く内容は住宅の外壁って結局何が一番長持ちするの??ってことについて詳しく解説しようと思います!
1・外壁でメンテナンスフリーはない!?
外壁に使える素材でメンテナンスフリーの材料を探している人も多いかと思いますが、メンテナンスフリーの素材はありません、、、
しかし、長く使える外壁素材は存在します。塗装や補修といった外壁メンテナンスの手間が省ける素材をこの記事では紹介します!
具体的には、
- 外壁でメンテナンスフリーの素材がない理由
- メンテナンスフリーに近い外壁素材の種類と特徴
- 外壁でメンテナンスフリーに近い素材を使う際の費用目安
- 外壁素材の寿命を延ばすための対策
をチェックしていきましょう!
2・メンテナンスフリーの素材がない理由は?
現在の技術では、メンテナンスフリーの外壁素材は実現していません、、、
どれほど高耐久で長寿命の素材であっても10年や20年単位で補修や塗装が必要です。
メンテナンスフリーが実現していない理由として、外壁素材には有機成分 が含まれていることが影響しています。
有機成分とは、生物が作り出す、カビの栄養となる成分です。一般的には炭素が含まれる物質が有機成分に分類されます。一方で、無機成分とは有機成分以外を指します。
外壁素材の多くは表面に塗装をしなくてはすぐに劣化してしまいます。しかし、塗料には有機成分が含まれているためカビが生えやすいのです。
「では、無機成分だけで塗料を作ってはどうか」と考えるかもしれません。しかし!無機成分だけで作られた塗料は粘り気が足りず、硬すぎて塗装ができません。
塗装ができたとしてもすぐにひび割れてしまい使いものにならないでしょう。
塗装をしない外壁素材であれば無機成分のみで作ることも可能です。例としては「タイル」が当てはまります。
しかし、タイル外壁だとしても接着剤や目地部分は劣化していきます。このため定期的にメンテナンスが必要なのです。
3・じゃあメンテナンスフリーに近いものは??
メンテナンスフリーに近い外壁素材は2種類あります。「タイル」と「樹脂サイディング」です。
それぞれの特徴を理解して、自宅の構造や予算に適した外壁素材を選びましょう。
●タイル
粘土や石を約1,300度の高温で焼いた外壁素材が「タイル」です。
メリットは、サイディングやモルタルといった他の外壁素材と比べて高耐久である点です。タイルは傷がつきにくく汚れや水にも強いです。寿命は25〜30年程度と長いですが、7〜10年おきに目地の補修を行うことが望ましいです。
デメリットは、高価なことです。メンテナンス費用は安いですが、初期設置時の価格はモルタルやサイディングに比べて2〜3倍の材料費が必要です。
タイルはメンテナンスフリーに最も近い外壁素材ですが、価格が高すぎるため工事予算に余裕がある人向けといえるでしょう。
●樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂で作られたサイディングボードです。サイディング素材のなかで最も耐久性が高いですが、費用は高額となります。
メリットはタイルよりも費用が安い点です。サイディング素材としては高価な樹脂系サイディングですが、タイルと比較すると半額〜7割程度の費用で済むでしょう。
デメリットは工事難易度が高い点です。樹脂系サイディングは日本での実績がほとんどなく、適切な工事ができる業者がかぎられます。
工事ができない業者に依頼してしまうと本来の性能を発揮できず、メンテナンス頻度が高くなるでしょう。
樹脂系サイディングは、タイルが高価すぎて予算的に厳しいけれど高耐久素材を使いたい人に向いています。
という感じで色々な種類があるんですがこのままだとすごく長くなってしまうので続きは次回のブログで書いていきます!!