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太陽光発電はやめたほうがいい?太陽光パネルと屋根の本当の話!その3

 

またまた今回も前回に引き続き太陽光発電と屋根についての解説をしていきます!

 

太陽光パネル設置で起こる「屋根トラブル」

太陽光パネルを設置すると、屋根トラブルが発生することもあります。ここではパネル設置で起こりうる代表的なトラブルをお伝えしていきます。

 

屋根の負担増や劣化

 

前にもお伝えしましたが太陽光パネルはそれなりに重量があり、屋根に設置すると屋根の重みが増します。

屋根の重量が大きくなるため、建物全体の耐震性が低下するなど、建物の劣化をはやめてしまう危険があります。

太陽光パネルを設置するには、ある程度強度のある屋根と耐震性の高い構造の建物であることが大切です。

 

雨漏り

 

雨漏り 天井
技術が未熟な業者の場合、パネルを設置する際に屋根を破損するという施工不良を起こしてしまうことがあります。

破損個所から雨水が侵入して雨漏りを引き起こすケースもあるため、太陽光パネル設置で実績がある信頼できる業者に依頼しましょう。

 

 

反射光トラブル

 

パネルが太陽光を反射することで、近隣の建物を照らしてまぶしい思いをさせてしまうことがあります。

近隣の住民から苦情が入るなどしてトラブルになることもあるため設置する場所や角度にも注意が必要です。

 

雪トラブル

 

屋根 雪

 

雪が多い地域だと太陽光パネルの上に積雪して発電量が低下してしまうことがあります。

また雪の重みでさらに屋根の重量が増加して、建物に負担がかかりやすくなるため、降雪量が多い地域では積雪対策も怠らないようにすることが大切です。

 
  • 太陽光パネルの重みによる屋根の破損や劣化、耐震性の低下などが起こる
  • 施工不良などで屋根が破損すると雨漏りを起こす恐れがある
  • 太陽光パネルの反射光で近隣に迷惑がかかりトラブルになる可能性もある
  • 積雪量が多い地域だと雪に覆われて発電できなくなることもある

 

太陽光パネル設置で良いことも!「太陽光発電のメリット」

太陽光パネル設置にはデメリットもありますが、もちろんメリットもあります。

ここでは太陽光パネルを設置することで得られる、主なメリットをお伝えしていきます。

 

光熱費の節約につながる

 

太陽光パネルの主なメリットは電気代の節約です。発電量が十分なときは電力会社から電気を購入しないで済むため、電気代を0円にすることも可能だと言われています。

 

余った電気を売れる

 

発電して余った電気は、電力会社に売ることができます電気代が浮いてさらに販売することができるため、パネルでの発電が順調なら電気代がかなりお得になるでしょう。

 

災害時の自家発電にも使える

 

災害などで送電線などが使えなくなってしまったときにも、太陽光発電の機能が壊れていなければ自家発電で電気を確保することができます。

自宅で何らかの医療機器を使っているなど安定的な電気の供給が欠かせない場合は、停電時も自家発電できる太陽光発電のメリットは大きいでしょう。

 

耐用年数が長い

 

太陽光パネルの耐用年数は長く、一般的には15年から30年は利用できると言われています。

耐用年数が長いので、初期費用を差し引いても最終的には電気代がお得になります。

 

室内が夏は涼しく、冬は暖かくなる

 

屋根に大きなパネルを設置して太陽光を遮っているので、夏は室内が涼しく冬は室内の温かい空気を逃がしにくい屋根となります。屋根からの太陽光の影響を少なくしたい場合にも、太陽光パネルは便利です。

 

環境保護につながる

 

太陽光発電は火力発電などCO2を出さない発電方法なので、環境に優しいエネルギーです。

火力や原子力のように周囲に悪影響を及ぼす可能性がある発電方法ではないので、クリーンで持続可能な電力を望んでいる方にもメリットがあります。

 

北向き以外では設置場所を選ばない

 

住宅
パネルを設置する方向は北向き以外ならどこでも設置可能です。

あまりに極端な勾配や、複雑な形状の屋根でなく一定のスペースがある屋根ならば、太陽光パネルを設置することができます。

 

故障しにくい

 

太陽光パネルは劣化や故障が起こりにくいと言われています

故障することがあまりないので、頻繁に点検する必要がなく、定期的なメンテナンス工事もそれほど大変ではありません。

 

補助金を受け取れる

 

環境に配慮したZEHの条件を満たす太陽光パネルは補助金の対象です。設置費用の一部を補助金でまかなうことができるので、工事費用の節約にもなります。

 
  • 自家発電できるので光熱費の節約につながる
  • 発電して余った電力を電力会社に売ることができる
  • 災害時の自家発電にも活用できる
  • 投資対象として安定した収入源になる
  • 耐用年数が長く長期間使用できる
  • 太陽光パネルによって太陽光が遮られるので夏涼しい一方で、冬は室内の暖気を保てる
  • CO2を出さない発電方法なので環境に優しい
  • 北向きの屋根以外ならどの方向でも設置できる
  • 太陽光パネルは故障しにくいと言われている
  • 環境に配慮したZEHの条件を満たす太陽光パネルは補助金の対象

 

状況別にみる太陽光パネル設置住宅の塗装費用

太陽光パネルを取り付ける前と後では、屋根のメンテナンス費用にどのような違いが出てくるのでしょうか。

ここでは太陽光パネルの設置状況別に、屋根メンテナンスにかかる費用や問題点などについてお伝えしていきます。

 

太陽光パネル設置前

 

太陽光パネルを設置する前は屋根全体を塗装していきます。

設置する前なので、太陽光パネル関係で特に必要な作業はありません。

 

塗装方法

 

屋根を塗装するときは、屋根全体に塗装をしていきます。通常の屋根の塗装と同じ作業です。

 

問題点

 

太陽光パネルで塗装面積が小さくなるといったことがないので、塗装範囲は広くなります。

 

費用

 

屋根全体に塗装するので、一般的な塗装費用は40万円から70万円程度必要です。価格は塗料の単価や広さによっても変動します。

 

太陽光パネルを取り付けたまま屋根全体を塗装

 

屋根 太陽光パネル

 

太陽光パネルを設置している状態では、どのような塗装になるのでしょうか。

 

塗装方法

 

太陽光パネルが屋根に設置されているときは、太陽光パネルを避けて塗装していきます。

 

問題点

 

 

太陽光パネルを避けて塗装するのは、手間がかかる作業なので工期がやや延びる恐れがあります。

また太陽光パネルに詳しくない業者の場合、パネルを誤って損傷してしまう可能性もあるでしょう。

 

費用

 

 

屋根全体に塗装するよりは塗装費用が安くなり、一般的に30万円から60万円程度です。

 

太陽光パネルを脱着して屋根全体を塗装

 

太陽光パネルを取り外した状態で屋根を塗装すると、どのような塗装方法になるのでしょうか。

 

塗装方法

 

塗装する前にパネルを外して塗装を施し、施工後にパネルを戻す作業を行います。

パネルの設置に関する知識も必要なので、太陽光パネルに詳しい業者に依頼する必要があります。

 

問題点

 

塗装を行うためにパネルを取り外す作業が必要になるため、非常に手間がかかる作業です。

屋根の塗装範囲も全面になり塗装範囲も広くなるため、塗装費用も増加するでしょう。

太陽光パネルの知識も必要になるため、依頼できる業者が限られるか、複数の業者に依頼する必要があります。

 

費用

 

太陽光パネルを取り外してから塗るため、全体的に塗装するのと同程度かそれ以上の費用がかかります。塗装する範囲にもよりますが、一般的に40万円から90万円ほど必要です。

 

  • 太陽光パネルを設置する前は屋根は全面的に塗装する。一般的な塗装費用は40万円から70万円程度。
  • 太陽光パネルを設置してある屋根は一部塗装が一般的。手間がかかるので工期は長くなりやすい。一般的に30万円から60万円程度。
  • パネルを外して塗装する場合は、全面塗装と同じ。パネルを外す手間がかかるので工期も長く、費用も増す可能性がある。一般的に40万円から90万円ほど。

 

業者に依頼する際のポイント

 

屋根の塗装を業者に依頼する際には、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

一般的には太陽光パネルの設置と、塗装は別の作業になるので基本的には別の業者に依頼することがほとんどです。

塗装は塗装の実績が多くある優良業者に、太陽光パネルの設置はパネルの設置実績が多い優良業者にそれぞれ依頼します。

おすすめなのは、塗装の実績もありつつ太陽光パネルにも詳しい業者に依頼する方法です。太陽光パネルの設置や脱着に加えて、塗装もひとつながりの工程で施工してもらえます。

費用の面でも別々の業者に依頼するよりもお得になることが多いでしょう。依頼する窓口がひとつなので業者とのやり取りもスムーズになります。

 
  • 塗装と太陽光パネルの設置は別の分野なので、別々の業者に依頼するのが一般的。
  • 太陽光パネルの知識や実績が豊富な塗装業者に依頼すると、やりとりもスムーズで費用も節約できる可能性がある。

 

太陽光パネルの設置はメリットとデメリットを考えてから

 

太陽光パネルは電力を自家発電できて環境にも優しい発電装置です。ただし設置費用が高い、設置する場所を選ぶなどデメリットもあります。

また重量もあるため建物に負担がかかって耐震性が低下する恐れもあり、設置の際には注意が必要です。

そのほか太陽光パネルの設置の実績が少なく技術が低い業者に依頼すると、屋根が破損するなどのトラブルも起こる可能性があります。

太陽光発電を設置する際は初期費用が高い、売電価格が下がり続けているなど軽くないデメリットも複数あるため、長い目で見て本当に得かどうかを考えることも大切です。

太陽光発電のメリットとデメリットを考慮して、「設置しない方が良かった」といったことにならないよう、よく検討してから設置を決めてください!

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