太陽光発電はやめたほうがいい?太陽光パネルと屋根の本当の話!その2
今回も前回に引き続き太陽光発電と屋根について解説していきます!
太陽光発電はやめたほうがいい「住宅の特徴」
太陽光パネルの設置には、向いている住宅と向いていない住宅があります。どのような住宅が太陽光パネルの設置に不向きなのでしょうか。
太陽光パネルの設置に不向きな住宅の特徴をご紹介していきます。
築年数が古い
建てられた時期が古く、耐震性も低い住宅は太陽光パネルの設置に向いていません。
古い時期に建てられた住宅は耐震性に問題があるケースも多く、太陽光パネルの負荷に耐えられない恐れがあります。
また、建物自体が老朽化しているため、太陽光発電設置の際に施工不良が起こる可能性も高いでしょう。
日当たりが悪い
太陽光発電には太陽の光が必要です。そのため日当たりが悪い住宅も太陽光発電には不向きです。
多少日の当たる場所にパネルを設置したとしても発電効率が悪くなるため、費用対効果が低くなってしまいます。
屋根が影になる
家全体の日当たりはそれほど悪くなくても屋根部分は日影になりやすいといった住宅も、発電効率が悪くなるので太陽光発電には向いていません。
一般的に太陽光パネルは屋根に設置するため、屋根の日当たりが悪いと十分な発電量を得られないでしょう。
- 築年数が古く耐震性が低下している建物は太陽光パネルの重みに耐えられない
- 北向きの屋根など日当たりが悪い屋根は太陽光発電に向かない
- 屋根が日影だと十分な発電量を得られない可能性がある
太陽光発電はやめたほうがいい「屋根」
太陽光パネルを設置するのに不向きな「屋根」というのもあります。ここでは、パネルの設置に向いていない屋根の特徴をご紹介していきます。
屋根の大きさ
太陽光パネルのサイズはさまざまですが、あまり小さな屋根にはどのサイズのパネルも設置できません。
パネルが置けるだけの屋根の広さがない場合は、設置するために屋根を広げるなどの工事が必要になるため初期費用がより高くなってしまいます。
狭くて形状が複雑な屋根の場合設置作業が難しくなってしまうため、費用面も含めてよく検討した方が良いでしょう。
屋根の向き
十分な発電量を得るためには、太陽の光をパネルに多く当てる必要があります。
建物に北向きの屋根しかない場合は太陽の光があまり当たらないので、パネルの設置には向いていません。
太陽光発電で効率的に発電したいなら、太陽の光が多く当たる南向きの広い屋根が必要です。なお南向きでなくても太陽光パネルを設置することはできます。
屋根の勾配
屋根の勾配は住宅によって様々ですが、太陽光パネルを設置するためには30度程度が最適と言われています。
あまりに急勾配や緩勾配の屋根だと、設置できないことがあるので、水平や極端な角度の屋根への設置はおすすめできません。
水平な屋根や急勾配な屋根に設置する場合は、別途設置のための工事が必要になる可能性もあります。
屋根の形
太陽光パネルを設置できる十分なスペースがない屋根も、太陽光発電には不向きです。
特に日照時間が少ない北側を向いている片流れ屋根は、太陽光パネルを取り付けられる場所がないので設置に向いていません。
屋根材の種類
太陽光パネルを設置するには、それなりの強度の屋根が必要です。
耐用年数が短いトタンなどの屋根に太陽光パネルを設置すると、パネルよりも先に屋根のメンテナンスを行う必要があり非効率です。
またメンテナンスの際には太陽光パネルを一度取り外す必要があるので、手間やコストが増加してしまいます。