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浴室ミストサウナのメリット・デメリットを解説します!

 

今回は住宅の浴室ミストサウナについてメリットデメリットを解説していきます!

 

 

自宅で気軽にサウナを楽しみたいということで、ミストサウナの設置を考えている方、多いのではないでしょうか。

ミストサウナにはリラックスできる、体をあたためることができる。といったメリットがありますが、光熱費や湿気の問題など、デメリットもあります。

 

1.ミストサウナとは??


ミストサウナとは、細かいミストを噴射することで室内の湿度を上げ(ほぼ100%)、中温(40℃くらい)で体を温めるサウナのことです。

銭湯にあるサウナは「ドライサウナ」と呼ばれ、ミストサウナよりも湿度が低く(15%くらい)、高温(70℃くらい)であることが特徴です。

 

ミストサウナは、ドライサウナよりも体にかかる負担が小さく、息苦しくなりにくいという特徴があります。

 

 

2.ミストサウナの種類


ミストサウナにはいくつかの種類があるので、紹介します。

 

●電気式ミストサウナ

電気式ミストサウナは、電気の力でミストを温めたり、温風を出したりするものです。

オール電化の家に多く採用されています。

 

電気式ミストサウナは、ガス式よりも温かいミストが出るのに時間がかかるというデメリットがあります。

 

 

●ガス式ミストサウナ

ガス式ミストサウナは、ガスの力でミストを温めたり、温風を出したりするものです。

ガス式ミストサウナの方が電気式よりも短い時間で温かいミストが出るので、オール電化ではない場合は、ガス式のミストサウナを選択することをおすすめします。

 

 

●天井設置型ミストサウナ

天井設置型ミストサウナは、浴室暖房乾燥機と一体化していて、天井の中に埋め込むタイプのミストサウナです。

見た目がすっきりしていて人気です。

新築や、お風呂のリフォームと同時にミストサウナを設置する場合は、天井設置型にすることをおすすめします。

 

●壁掛け型ミストサウナ

壁掛け型ミストサウナは、小さなエアコンのような機械を風呂場の壁に設置するタイプのミストサウナです。

後付けできることが特徴です。

エアコン型の機械が壁から飛び出すことになるので、スペースを圧迫することがデメリットです。

 

 

3.ミストサウナのメリット


それでは、ミストサウナのメリットを紹介します。

 

●浴室を暖かくすることができる

ミストサウナは、温かい風と温かいミストの両方を噴射するので、単なる浴室暖房よりも早く浴室を暖かくすることができます。

冬場に浴室暖房だけで風呂場を温めようと思ったら、5分~10分くらいかかりますが、ミストサウナの場合、電気式なら5分、ガス式なら2分くらいで暖かくすることができます。

寒い冬場に浴室をすばやく温めることができるというのは、とてもありがたいことです。

 

●体があたたまるのも早い

水は空気よりも熱の伝導率が高いので、浴室暖房で空気をあたためるだけよりも、ミストサウナで空気と水を浴びるほうが、体があたたまるのが早いです。

もちろん、湯船につかるのが一番早いですけどね。

 

湯船から出て体を洗う時なんかも温かいので、冬場助かります。

 

 

●冬場にシャワーだけで済ませられる

体があたたまるのが早い上、浴室が温かい風とミストで満たされているので、冬場の時間がない時、シャワーだけでも寒い思いをせずに体を洗うことができます。

 

冬場にシャワーだけで済ませようとすると、浴室暖房をつけていても、むしろその風が水に濡れた体に当たって寒い!なんていうことがあります。

ミストサウナなら、湯船に浸からなくてもずっとポカポカで、寒い思いはしません。

 

時間がない時、冬場でもサッとシャワーだけで済ませることができるのは、嬉しいですよね。

 

 

●リラックスできる

ミストサウナを浴びながら湯船につかっていると、とてもリラックスすることができます。

ほどよい暖かさ、ほどよい発汗で、30分くらい湯船につかった後のリラックス感は、なんとも言えない快感です。

 

●肌がうるおう

ミストサウナを浴びると、細かいミストが肌や毛穴にも浸透して、肌がうるおいます。

ミストサウナを使った後と使わなかった後では、肌のうるおいが明らかに違います。

肌のうるおいを重視する方は、「マイクロミスト」や「うるおいモード」といったモードが搭載されている機種を選択することをおすすめします。

 

●発汗作用がある

ミストサウナは、湯船に浸かるのに比べて1.5倍~2倍の発汗作用があります。

実際、銭湯のドライサウナほどではありませんが、湯船に浸かっていても汗をかいていることがよくわかります。

また、高い発汗効果によって、毛穴の汚れが綺麗になるともいわれています。

 

 

4.ミストサウナのデメリット


つぎに、ミストサウナのデメリットを紹介します。

 

●電気代、ガス代が高くなる

ミストサウナには電気式とガス式がありますが、どちらも30分あたり40円~50円程度のコストがかかります。

1日1時間使うとしたら、1ヶ月で3,000円くらい電気代、ガス代が高くなるということです。結構な負担ですよね。

 

 

さらに、ミストサウナを使った後は、カビの発生を防ぐために、浴室乾燥機の使用が必須になってきます。

浴室乾燥機も、1時間あたり30円~50円ほどかかるので、その分も上乗せされます。

水道代はほとんどかからないので、気にする必要はありません。

 

●家族が多いとゆっくり入れない

せっかくミストサウナを設置したとしても、家族が多いと、30分、1時間とゆっくり入ることはできなくなり、結局使っていないというケースをよく耳にします。

 

特に子供ができたら、ミストサウナにゆっくり入っている時間をなかなか取ることができなくなるかもしれません。

これからの家族計画なども考えて、ミストサウナを導入するかどうか決めましょう。

 

 

●カビが生えやすい

ミストサウナは、浴室中にミストを噴霧し、温度と湿度が高くなるので、カビが生えやすい条件が揃っています。

ミストサウナを使った後は、乾燥機を必ず使いましょう。

 

できれば、壁についた水分をバスタオルなどで拭き取ってから乾燥させると、よりカビの発生を抑えることができます。

 

 

●浴室の外まで湿気がこもる

ミストサウナの湿気はとても広がりやすく、脱衣所や、その外にまで湿気が出ていってしまいます。

浴室内は浴室乾燥機を使えば、まだカビの発生は抑えることができるのですが、外の部屋の壁紙にヨレができてしまったり、カビが生えてしまったりということを時々聞きます。

 

ミストサウナを設置する時は、できるだけ浴室の外に湿気が出て行きにくい扉を選択するようにしましょう。

 

 

5.ミストサウナの設置費用


ミストサウナの設置費用は、新築時なら浴室暖房乾燥機+10万円程度から設置できます。

 

後付をする場合は、熱源機が必要なタイプなら50万円程度、熱源機が不要なタイプなら10万円程度で取り付けることができます。

ただし、熱源機が不要なタイプはシャワーから細かいミストがでるようなイメージのものが多く、ミストサウナというよりはミストシャワーです。

 

ミストサウナを後付する人は、同時にお風呂のリフォームもしてしまう方が多いです。

 

6.まとめ


ミストサウナのメリット、デメリットはおわかりいただけたでしょうか。

メリットは「暖房、発汗、美容効果」。デメリットは「光熱費、湿気、カビの問題」にまとめることができます。

 

新築前であれば、それほど高くなるわけではないので、悩んでいるのならつけてしまっても良いと思います。

後付をするのであればちょっと高くなるので、よく考えて、後悔のないようにしましょう!

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