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床暖房の寿命年数とは??

 

今回は住宅の床暖房の寿命年数について解説していきます!

 

1.床暖房の寿命年数は?修理・メンテナンス不要の床暖房とは?

 

そして耐用年数を迎えた設備機器は修理や交換など必要な処置をとる必要があり、そのたびごとにコストが必要です。

 

ということは、これら設備機器をより長く維持、管理し、運用コストを削減するには、より耐久性の高いものを選択することが重要になるでしょう。

 

とくに暖房機器などは、冬の生活を快適にし、また健康を維持するためにも、できるだけ長く使いたいもののひとつです。その点、床暖房は快適性や耐久性などは他の暖房機器と比較しても優位にあるといえます。

今回は床暖房の寿命年数について、そして修理やメンテナンスについても詳しく解説したいと思います。

 

 

2.床暖房の寿命年数はどのくらい?


床暖房の寿命年数

一般的にいわれている床暖房の寿命年数についてご紹介いたします。

 

床暖房はおもに「温水式床暖房」と「電気式床暖房」に分類でき、そして弊社で取り扱う遠赤外線床暖房も分類としては「電気式床暖房」の一種になります。

 

それではこれらの寿命年数について見ていきましょう。

 

 

●温水式床暖房:10〜30年程度

温水式床暖房は、温水パネルのパイプの寿命が30年程度とされていることから、寿命年数も同等程度になります。

 

ただし温水式床暖房の場合、温水を供給するうえでお湯をつくるための熱源設備が必要です。熱源設備については、種類によっても異なりますが寿命年数はおおよそ10年程度といわれています。

 

10年経過して故障した場合、程度によっては修理をして継続的に使用することも不可能ではありませんが、10年も経つと部品が手に入らないということも珍しくありません。

 

つまり温水式床暖房は30年程度使用できても、熱源設備はおおよそ10年おきに交換するなどの措置をとる必要があるということです。温水式床暖房を設置する場合は、熱源設備のメンテナンスコストについても考慮しておく必要があるでしょう。

 

 

●電気式床暖房:30年以上

電気式床暖房は、床暖房パネルの寿命がおおよそ30年以上とされています。つまり実質建物寿命に匹敵すると考えられます。

 

 

 

3.床暖房のメンテナンスで必要なことは?


リビング

床暖房は、種類によっては定期的に適切なメンテナンスを必要とするものがあります。

 

メンテナンスを怠った場合、本来の寿命年数を全うできない可能性もあるため、必ず必要に応じて実施しなくてはいけません。

 

床暖房の種類別に必要なメンテナンスについて解説いたします。

 

 

●温水式床暖房

温水式床暖房の温水パネルには、凍結やカビ、腐食などを防止するため不凍液が使用されています。

 

不凍液はおおよそ2~3年を目安として交換メンテナンスが必要です。

 

また熱源設備は、専門業者による定期点検や法定点検を受けることが必要になります。

 

販売業者によって異なりますが、これら点検は有償になることもあるため、設置の際には確認しておくことが重要です

そして10年を経過するころは、基盤の故障やその他部品の経年劣化などが発生することも多くなり、状態に応じて修理や交換が必要になります。

 

 

●電気式床暖房

電気式床暖房は、基本的にメンテナンスの必要がありません。

 

ただしフローリングが傷んでしまった場合は注意が必要です。というのも、床暖房を残したままフローリングだけを張り替えようとすると、強い接着剤で圧着していることが多く床暖房を傷つけてしまう可能性があるためです。

 

フローリングも経年によって劣化するため、日ごろから掃除やワックスなどのお手入れをしておきましょう。

 

 

4.床暖房の修理費用目安とは?


床暖房が寿命を迎えた場合、修理にはどの程度の費用がかかるのか。

 

床暖房の種類ごとにおおよその目安をご紹介いたします。

 

 

●温水式床暖房

温水式床暖房の修理は、熱源設備と床暖房パネルの2パターンが考えられます。熱源設備は部品が揃えば修理することも可能な場合がありますが、床暖パネルの場合は新たに張り替えか重ね張りで対応することになります。

 

 

熱源設備の場合

  • 修理:2~5万円(保証期間内であれば無償)
  • 交換:10~270万円(熱源設備が電気35~145万円、ガス10~270万円、石油15~35万円)

 

床暖房パネルの場合

  • 張り替え:85~150万円(材料費30~60万円、施工費55~90万円)
  • 重ね張り:65~100万円(材料費30~60万円、施工費35~40万円)

 

電気式床暖房

電気式床暖房は熱源設備を必要としないため、修理が必要となれば新たに張り替えか重ね張りで対応することになります。

 

床暖房パネルの修理

  • 張り替え:70~130万円(材料費35~65万円、施工費35~65万円)
  • 重ね張り:50~90万円(材料費35~65万円、施工費15~25万円)

 

 

5.床暖房をメンテナンスなしで長く使う2つのコツ

メンテナンス

住宅設備を使用するうえで、できるだけ手間をかけることなく長く使うことができれば、時間やコストのムダを省くことになります。床暖房も同様で、お手入れの手間を省き、さらに長く使えると生活にもゆとりが生まれるでしょう。

 

こちらでは床暖房をメンテナンスなしで長く使うコツについて、ご紹介したいと思います。

 

 

●電気式もしくは遠赤外線床暖房を採用する

床暖房をメンテナンスなしで長く使うことは比較的簡単で、それは電気式/遠赤外線床暖房を採用することです。電気式/遠赤外線床暖房を設置すれば30年以上もメンテナンスをすることなく快適に過ごせます。

 

温水式床暖房の場合は熱源設備のメンテナンスがともなうため、おおよそ10年おきに交換などを検討する必要があり、当然ですが定期的にコストもかかります。

 

 

●フローリングのケアをする

床暖房は耐久性が高く30年以上の寿命年数とされていますが、経年によってフローリングの劣化は進行するため、できるだけお手入れをする必要があるでしょう。

まずは床暖房面にカーペットやラグを敷かないこと、そして家具などを配置しないことが重要になります。床暖房面をカーペットなどで覆うと、熱がこもりフローリングを傷める原因になります。

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