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屋根の構造、屋根材について解説していきます

 

今日は屋根の構造、屋根材について解説していきます‼

 

屋根の構造ってどうなってるの?

屋根には様々な形がありますが、その構造はどうなっているのでしょうか。

ここでは、屋根の構造について基本的なことをお伝えしていきます。

屋根の構造はわかりづらい

屋根の形や構造にはさまざまな形があります。素材や種類も多岐に渡り、形や構造だけでなく素材によっても特徴が異なってきます。

屋根はいくつかの部材で構成されており、構造が複雑になることも少なくありません。

 

基本の屋根の構造

 

屋根の構造はさまざまですが、基本的な構造は同じことが多いです。

ここでは、屋根の基本的な知識についてお伝えしていきます。

 

小屋組(こやぐみ)

 

小屋組とは、屋根のベースとなる骨組みのことを指します。屋根の形を決定づけるものなので、小屋組がないと屋根を施工できません。

 

小屋裏(こやうら)

 

小屋裏とは、屋根の構造の内部のことを言います。屋根裏という言い方もあり、三角の切妻屋根では三角形の屋根裏になります。一方、屋根の形が平坦な場合は屋根裏のスペースがありません。

 

小屋束(こやづか)

小屋束とは、小屋裏を構成する「束」のことです。小屋裏を支えるように一定間隔に配置されており、屋根を支える重要な役割を果たします。

 

棟木(むなぎ)

 

棟木とは、屋根の一番高いところにある「屋根」の背骨のような木材です。屋根のてっぺん部分にある部分で、屋根の構成の中でも重要な部位になります。

 

垂木(たるき)

 

垂木とは、棟木から地面に向かって斜めに組まれる木材のことです。屋根の傾斜をつける木材で、野地板を乗せるためにも必要な部位となります。

 

野地板(のじいた)

 

野地板とは、先ほどご紹介した垂木の上に乗せられる板材のことです。屋根材の土台となる部分で、野地板によって通気性の調節などを行うことがあります。

屋根に湿気がこもりやすい地域や構造の場合は、野地板の間隔をあけることで湿度調節を行うこともあります。

 

ルーフィング

屋根 工事

 

ルーフィングとは、野地板と屋根材の間にある防水シートのことを言います。屋根から浸入した雨から家を守る役割を果たすもので、雨漏り防止には欠かせない部材です。

ルーフィングには湿気を通すタイプと通さないタイプがあり、湿気を通すタイプのルーフィングを使うことが多いです。

 

 

屋根構造に関する用語 意味
小屋組(こやぐみ) 屋根のベースとなる骨組み
小屋裏(こやうら) 屋根の裏側、内部構造のこと
小屋束(こやづか) 屋根材を支えるため一定間隔に配置されている
棟木(むなぎ) 屋根のてっぺんにある背骨のような木材
垂木(たるき) 野地板を設置するために配置された骨格
野地板(のじいた) 屋根材を設置するための下地の木材

 

 

 

屋根材別!部材と構造

屋根材にはさまざまな部材があり、構造や特徴もそれぞれ異なります。

屋根材ごとの構造や特徴についてお伝えしていきます。

 

瓦屋根

屋根 施工

 

瓦屋根は、粘土からできた日本瓦とセメントからできた洋瓦があります。日本の伝統的な家屋で多く用いられてきており、耐久性や遮音性、断熱性などのメリットがある屋根材です。

一方で重量があるので、建物の耐震性が低くなるというデメリットも。野地板の上の防水シートに桟木(さんぎ)を施工、それに瓦をひっかけて固定していきます。

 

スレート屋根

 

スレート屋根は、軽くて扱いやすいため人気のある屋根材です。瓦と比較すると価格が安く、色のバリエーションも豊富、また軽量なので耐震性も高くなります。

一方で軽くて薄いので、防音性や断熱性に若干劣るというデメリットもあります。施工は防水シートを野地板に敷き、ステンレス釘でスレート材を固定します。

 

トタン屋根

 

トタン屋根は一昔前に主流だった金属素材の屋根材です。住宅はもちろん、倉庫や工場でも使われています。

ただし素材が金属なので、気候やメンテナンスによっては劣化が早く進むほか、紫外線の影響で色褪せも目立ちやすいというデメリットもあります。

施工は野地板に防水シートを施工し、各財を釘で打ち付けトタン材を固定する方法で行われます。

 

ガルバリウム鋼板

 

ガルバリウム鋼板は金属素材の屋根材のうちのひとつです。現在シェア率が高く、多くの新築現場で使用されています。

軽い素材で建物への負荷が少なく、耐震性が優れていると高評価な屋根材です。一方で施工しやすいものの、一定の技術力が必要とされ、依頼する業者を慎重に選ぶ必要があります。

施工方法としては、垂木の上に野地板を張り、その上からガルバリウム鋼板を打ち付けていくという工法になります。

 

 

  屋根材             特徴             メリット・デメリット
瓦屋根 和瓦とセメント瓦がある

 

日本の家屋によく使用されている

和瓦は丈夫でメンテナンスも少ないが、重いので家屋の耐震性が低下する

 

セメント瓦は和瓦に比べると軽いが、他の屋根材に比べると重量は重い。また、メンテナンスの頻度も高い。

スレート屋根 薄い板状の屋根材

 

安価で施工しやすいため日本の多くの住宅で使用されている

安価で軽量、また施工しやすく、カラーやデザインも豊富。

 

一方で破損しやすく風などで飛ばされやすい。

トタン屋根 かつて日本で多く使用されていた屋根材。

 

近年は耐用性やメンテナンス性などの問題であまり使用されていない。

軽量で安価なので建築コストを抑えることができる。

 

一方で錆びやすく防音性が低いなどのデメリットがある。

ガルバリウム鋼板 金属性の屋根材で、メリットが多いため近年多くの住宅で使用されている。 軽量で安価、耐久性も高いなどメリットが多い。

 

錆びにくい工夫はされているが、金属なので錆びる、傷がつきやすいなどのデメリットがある。

 

次回は和小屋と洋小屋の構造の違いを解説していきます

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