ハーフユニットバスのメリット・デメリット!
今回はハーフユニットバスのメリット・デメリットについて解説していきます!
ハーフユニットバスとは
まず「ユニットバス」は基本的に、壁上部や天井まで1セットになった既製品で、箱のような状態に設計されています。
工場で各パーツを作り、現場で組み立てます。
一方、「在来工法」は、壁や床がタイル貼りのものが多く、周囲に防水加工をした上で、コンクリートなどで壁・床を造り、浴室の空間や形状に合わせて、
自由に施工することができます。
そして、「ハーフユニットバス」は、バスタブと洗い場、壁の下部分だけが、ユニットバスのようにセットになっています。
壁の上部分と天井については、後付けで在来工法のように施工していきます。
防水性が何より大切である浴槽・洗い場を確保でき、バスルームの上半分のデザインについては、好みの素材を選んで組み合わせることが可能です。
メーカーによっては、扉や照明、水栓金具や手すりといったオプション品を付けることも可能です。
2階にバスルームを新設する場合や、天井高が取れないとき、壁の一部が出っ張っていてユニットバスへのリフォームが向かない場合などに、ハーフユニットバスは活躍します。
ハーフユニットバスのメリット・デメリット
ハーフユニットバスのメリット
ハーフユニットバスの広さは、1坪や1.25坪が基本ですが、広さを指定できるオーダーメイドタイプもあります。
天井に傾斜があるなどの理由でユニットバスが入らない浴室であっても、ハーフユニットバスでならリフォーム可能です。
通常、ユニットバスへ交換できない浴室の場合、在来工法で施工していましたが、工事費が高くなりがちで工期もかかるという難点がありました。
しかしハーフユニットバスなら、在来工法でリフォームするときに比べて床や浴槽の防水性もあり、壁・天井をある程度自由に作れるため、
ヒノキやタイルの壁、天窓やコーナー窓の設置などでデザインにこだわることも可能です。
広さ全体の設計が決まっているユニットバスと違い、浴槽やドアの位置を工夫することもできるので、介護しやすい配置にしたいというご家庭にもおすすめです。
ハーフユニットバスのデメリット
ハーフユニットバスは、ユニットバスと比較すると、取扱メーカーや商品が少なく、選択肢は限定されます。
さらに浴室の下部に、水の受け皿となる防水パンを使わずコーキングで防水処理を行うケースが多いので、ユニットバスよりは防水性が劣ります。
また、壁や天井のデザインにこだわりすぎるとかえってリフォーム費用が高額になってしまったり、浴室の状態によっては予想外の追加工事が発生したりということもあります。
予算について、必ず施工会社と相談しておきましょう。
とは言え、原則としてハーフユニットバスは、在来工法でリフォームするときよりも工事費や工事期間を抑えられるパターンが多いので、今後も需要が増えていくことが期待できます。
まとめ
いかがでしたか?
オリジナル性やリフォームのしやすさが魅力のハーフユニットバスですが、工事期間、使いやすさ、デザインなどの優先順位をしっかり決めてから、
リフォーム会社と打ち合わせをしていきましょう。
できればハーフユニットバスの施工経験が豊富な施工業者に見積もりを依頼し、アドバイスしてもらうのが最良策です。
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