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住宅の「瓦屋根」について解説していきます!

 

住宅の屋根と言っても、スレート、トタン、ガルバリウム鋼板、などたくさん種類がありますが、今回は「瓦屋根」について詳しく解説していきます!

 

 

 

1・そもそも「瓦屋根」って何??

 

 

「瓦屋根」は古くから日本にあり、日本人が最も親しみのある屋根の一つだと思います。

 

日本では、屋根を見ながら街中を歩くと たくさんの「瓦屋根」でできた住宅が見られます。

 

特にデザインにこだわって作られた洋風住宅を中心に現在でも瓦屋根は多用されているんです!

 

 

瓦の種類は大きく分けると3つあるんです

 

 

●粘土瓦

 

●セメント瓦

 

●コンクリート瓦

 

 

2・「粘土瓦」とは?

 

 

「粘土瓦」とは、その名の通り粘土を焼いて作られている瓦で、使用する粘土や地域、国によっても特徴や名称が異なったりする奥が深い瓦なんです!

 

色は、赤・黄色・白・オレンジ・茶色の色合いがあり、ラテンアメリカやスペインではスペイン瓦と呼ばれることもあります。

 

 

●「粘土瓦」のメリット

 

「粘土瓦」の凄いところは、その耐久性なんです!

耐用年数は50年から100年くらいとも言われており、再塗装のメンテナンスを基本的には必要としません。(定期的な点検は必要です。)

 

その他にも耐火性・防音性・防水性に優れていて、汚れにも強く美しい外観を長年維持します。

 

「粘土瓦」は、雨漏りがしにくい屋根ということもあって、雨が多い日本には適している屋根だと言われています!

 

 

●「粘土瓦」のデメリット

 

「粘土瓦」のデメリットは主に2つあります。

 

・「粘土瓦」は屋根材の中でも初期費用が高い!
・耐震性が低い!

「粘土瓦」は重量がとても重く屋根にかかる負担が大きいという一番のデメリットがあります、、、

地震大国である日本では、阪神大震災以降、耐震性を重視する傾向にあるためデメリットとも言えますね、、、

 

 

3・「セメント瓦」とは?

 

 

「セメント瓦」とは、セメントと水を混ぜ、既存の型に入れて形成し塗装を施した瓦です。

 

一世代前に日本で普及率が高かった屋根で現在では、ほとんど使用されることは無くなりました。

 

 

●「セメント瓦」のメリット

 

焼き物ではなく、セメントで自由な形にできる上に塗装も好みの色にできるため、成形の精度が高くカラーバリエーションも豊富で外壁の色に合わせやすいのもメリットの一つと言えます!

 

 

●「セメント瓦」のデメリット

 

「セメント瓦」は紫外線・雨風・温度変化の影響による経年劣化によって表面の塗装が剥がれていくため、定期的に塗装のメンテナンスが必要となってしまいます!

 

また、メンテナンスを行わずに放置してしまうと、塗装による防水効果が切れてしまい、色あせて外観が悪くなるだけでなく、雨漏りも引き起こしやすくなります。

 

さらに劣化していくと、少しの衝撃で割れるくらいもろくなってしまいます、、、

 

 

4・「コンクリート瓦」とは?

 

 

コンクリートとは、セメントに砂利を混ぜて固めた物で、「コンクリート瓦」とはその名の通り、コンクリートを原料として成型された瓦のことを言います。

 

 

●「コンクリート瓦」のメリット

 

「コンクリート瓦」は、色やデザインが豊富で、個性的な屋根にしやすいのがメリットしてあります!

 

また、コンクリートで形成されているため、粘土瓦よりも寸法の狂いが少なく、施工しやすい点もメリットです!

 

 

●「コンクリート瓦」のデメリット

 

セメントで形成されているため、衝撃に弱く、ひび割れが入ったら部分的に瓦を交換する必要があるんです、、、

 

また、セメントには防水機能がないため、防水塗装を定期的に行い、防水機能を維持する必要があります。

瓦に水分が染み込むと瓦が劣化しやすくなり、雨漏りも引き起こりやすくなります。

 

一番の難点は、現在はもう普及があまりしていないので、新しい瓦の調達が難しいところにあります。

 

 

などなど大きく「瓦屋根」と言っても様々な種類があるんです!

 

屋根のリフォームとなると人生でそう何度も行うようなものではありませんし金額も高いです。

それぞれの瓦の特徴、メリット・デメリットを理解し、自分の状況にマッチした屋根材を選ぶといいと思います!!

 

今後も色々なブログを書いていくので是非読んでみてください!

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