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住宅「基礎」のヒビ割れについて解説します!

 

今回は住宅「基礎」のヒビ割れについて解説していきます!!

 

 

1・「基礎」のヒビ割れについて知っていきましょう!

 

 

なんで「基礎」のヒビ割れが起きてしまうのか?

 

 

●気温の変化

 

コンクリートは温度が急激に下降すると縮む性質を持っています。

 

その時に発生した力がコンクリートの引張強度を上回るとヒビ割れが発生してしまいます。

 

夏場に施工された基礎などによく起きる現象です。

 

 

●地震の影響

 

よほどの大型地震でなければ、深刻なヒビ割れが発生することは少ないと思います。

 

地震のあとに大きなヒビ割れが発生している場合は、「基礎」に何らかの問題がある可能性を疑ってみることをおすすめします!

 

 

●乾燥による収縮

 

「基礎」のヒビ割れの原因としてもっとも多いのは、乾燥によってコンクリート内部の水分が蒸発することで「基礎」が収縮してしまう現象です。

 

住宅の「基礎」のようにコンクリートが固定されている場合、乾燥による収縮によって引っ張られたコンクリートが、耐えきれずヒビ割れてしまいます!

 

 

●不同沈下

 

地盤が弱い場所に建つ家で発生する可能性がある現象です。

 

住宅が斜めに傾くことで「基礎」が建物を支えきれなくなり、ヒビ割れが発生してしまいます。

 

程度によっては、日常生活に支障をきたしたり、お住まいそのものが倒壊してしまう危険もありますので注意が必要です!

 

 

2・放置してしまうと重大な事態に!?

 

 

「基礎」に発生したヒビ割れを放置してしまうと、どのような事態を招いてしまうんでしょうか??

 

 

まず最初に警戒しないといけないのは、ヒビ割れから雨水がコンクリート内部に浸入することで発生する鉄筋の錆。

 

 

構造に影響を与えるほどではない幅0.3mm以下の「ヘアークラック」であっても、雨水の浸入は起こり得るため注意が必要なんです!

 

 

また、深刻なひび割れを放置すると「基礎」の強度が低下してしまい地盤沈下が発生する可能性があるので住宅の重量を「基礎」が支えきれなくなり傾いてしまうのです。

 

 

3・耐震性に影響はあるのか??

 

 

やっぱり気になるのが、大型地震が起きた時の影響についてですよね。

 

 

「基礎」に発生したヒビ割れは、住宅の耐震性に影響を与えるのか?

 

 

結論から言ってしまうと、幅0.3mm以下のヒビ割れが少し発生している程度では耐震性に大きな影響はありません!

 

ただし、構造に影響を及ぼす恐れのあるヒビ割れが発生している場合はその限りではありません。

 

 

深刻なヒビ割れを放置することで「基礎」の強度が低下してしまっている場合、大型地震が発生した際には最悪の場合倒壊の危険性もあります。

 

 

4・「基礎」ヒビ割れの補修方法

 

 

アラミド繊維シートの貼り付け

 

アラミド繊維とは、タイヤや光ファイバーなどにも使用されている非常に強度の高い素材です。

 

鋼材の7倍の引張り強度があるとされるこのシートを基礎の部分に貼り付け、その上からモルタルなどを塗布して表面を平滑にしていきます。

 

軽微なヒビ割れの補修に使用するにはやや費用がかかりますが、耐震性の向上が大いに期待できる工法です!

 

 

ビックス工法

 

ヒビ割れ表面に設置したパイプにゴム製の注入器を設置し、ゴムの圧力で長時間を掛けてエポキシ樹脂を注入していく方法です。

 

幅0.1mm以下の微細なヒビ割れにも樹脂を充填することが可能です!

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