スレート瓦の耐久年数ってどのくらい?
今回は住宅のスレート瓦について詳しく解説していきます!
そもそも「スレート瓦」ってなに??
スレートというものはいくつか種類があってややこしいのですが、一般的に使われているのは(化粧スレート)というものになります!
業界的には「カラーベスト」や「コロニアル」、「スレート瓦」とも呼ばれる屋根材です。
ちょっと分かりにくいのですが、簡単にいうと「ものすごく強いセメントを固めて塗装してできた板」みたいな感じです笑
1・スレートの種類
「スレート屋根」は、大きく分けて「天然スレート」と「人工(化粧)スレート」の2つに分けられます。
それぞれの素材や特徴について見ていきましょう!
また、「スレート屋根」にはセメントを原料としていますが、スレート屋根の他にも「セメント屋根」という屋根材も存在します。
●天然スレート
「天然スレート」は、天然鉱物である粘板岩というものを素材とした屋根材のこと。
青黒色で独特な模様が美しい、高級感のある素材です。
希少性が高いので屋根材としてはだいぶ高価で、重量が重く割れやすいのが弱点。
専門の施工技術を必要とする分、費用も高くなります。そのため、国内ではほとんど使用されていないんです。
●人工スレート(化粧スレート)
「化粧スレート」は、主原料にセメントと繊維素材を使用しています。
軽い素材なので運搬や施工がしやすく、施工費用も安いのが特徴です。
現在「スレート屋根」といえば、この人工タイプのスレートが一般的です。
2・スレート屋根のメリットは?
●施工費用が安い!
「スレート屋根」は、他の屋根材と比べると価格が安いのが特徴です。
天然スレートは高価ですが、一般的な人工スレートはお手頃な価格です。
なので新築でも施工費用が全体的に抑えられるのがメリット。また、「スレート屋根」は施工難度が低いため、メンテナンスの費用を抑えることもできるんです!
●耐震性が高い
「スレート屋根」は他の屋根材と比べると薄くて軽い屋根材なので、地震による揺れの影響を受けにくいので大きな衝撃に強いというメリットがあるんです!
最近では地震に備え、瓦屋根からスレート屋根に葺き替える人も多いんです!
●施工が簡単
「スレート屋根」は普及率が高いことに加えて、施工難度が低いため、施工工事できる業者が多いのも特長です!
3・スレート屋根のデメリット
●定期的なメンテナンスが必要
スレートは意外と劣化しやすい屋根材なんです、、
「スレート屋根」は雨や紫外線を浴びることで、表面が傷みやすくなります。
劣化した状態で放置しておくと薄くて硬い素材の性質上、反りやひび割れが生じやすいという弱点もあります。
●ひび割れしやすい
スレート自体が薄く硬い素材なので、他の屋根材と比べると衝撃に弱いのもデメリットです。
台風や強風で飛んできたものに当たってしまいひび割れしたり破損することも多いんです、、
●色あせがしやすい
そもそもスレート屋根は、瓦屋根と比べて表面が色あせしやすいという弱点があります。
それが経年劣化で長い年月、紫外線にさらされれば、スレートの色あせは進む一方なんです、、、
●耐用年数が短い
瓦屋根と比較して、耐久性が低いというのもスレート屋根のデメリットです、、他の屋根材よりもコケやカビが生えやすく、欠けたりひび割れしやすい素材です。
また、雨や湿気などで水分を含んだ後に太陽に当たり乾燥すると、反り返りやすくなります。
スレート屋根を美しく維持するためには、他の屋根材よりもマメなメンテナンス塗装と、20〜30年程度で交換する必要があります。
4・スレート屋根の耐用年数は??
「スレート屋根」は約20〜30年程度で交換が必要といわれています。
交換をしないと劣化が進み、屋根材の表面だけでなく破損や腐食が建物内部にまで広がってしまいます。
そうなってしまうと次回のメンテナンス工事の時にかかる手間が増え、費用も大幅に増加してしまいます。
定期的に屋根の劣化状態をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行うようにしましょう!
次回のブログでは「スレート屋根」の劣化症状、メンテナンス、費用などを詳しく解説していくので是非ご覧ください!!
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